トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

"FTFZ (Final Treatment for Zombie)"

マルイのストライクウォーリアをベースに「対ゾンビ最終処置用カスタムハンドガン」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2021年2月号&2021年3月号掲載記事「空想銃製作指南 YURI CUSTOM WORKSHOP」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

この銃に関しての取材ってことだったな?まあ許可が出てるならOKだ。

こいつが配備されたのはわりと最近だ。知ってのとおりウイルスが出始めの頃はまだ何にもわかっちゃいなくて、奴ら(ゾンビウイルス感染者)に対して通常のM17とか旧式のM9を使ってた。

危険性も知らされてなかったから、それこそ腕まくりして近づいてって噛まれたり引っかかれたりして感染しちまった隊員も多かったよ。

そのうちウイルスの詳しい特性やリスクが判明して「Z感染者の体液が付着する可能性のある装備品は明確に区別のつくよう警告表示およびカラーリングで示せ」ってお達しがきたんだ。

そういうわけで急遽俺たち「Z対応部隊」専用の銃火器がセットアップされて配備された。

このクドい警告表示とウォーターガンみたいなカラーリングのな。まあ一目見て普通の装備品じゃないってのはすぐわかるけど。

その頃にはついでにZ対策のノウハウも現場から上がり始めてて、45ACP弾(亜音速弾)とサプレッサーが有効って貴重な情報も盛り込まれた。

奴らは目や鼻はあまり効かないがどういうわけだか聴力だけは鋭い。だから近距離でそのまま銃をぶっ放すとあっという間にワラワラ集まってきてリスクが爆上がりするんだ。

そこでできるだけ距離を保ってサプレッサーを使えば比較的安全に対処できるってわけだ。

屋外ならまあライフルを使って一人ずつ排除…おっと!「処置」できるんだが、狭い屋内や通路に複数の"最終感染者"が入り込んでる場合はどうしてもハンドガンの方が扱いやすい。

ただそうなると必然的に距離が近くなるから、確実に頭部に一発で「処置」する必要が出てくる。

同時に視野を狭めることなく周囲にも警戒を怠らないようにしないと、うしろから不意に噛まれる負傷パターンも多い。この小型のダットサイトはそういう意味で最良のセットアップだと思う。

それから先端のスパイクもただの飾りじゃなくて重要だ。急接近された場合にはこいつをゴリっと感染者の顔面に押し当てて、できるだけ口を近づけさせないように、つまり噛まれないようにする。冗談みたいに聞こえるかもしれないが真剣な話なんだ。

そういう意味ではこのサプレッサーも同じだ。

先端のギザギザはさっき話したのとまったく同じ意味だし、サプレッサーを付けたまま顔面に押し当てればその分だけ距離を保てる。

一見宇宙の光線銃みたいに奇抜に見えるかもしれんが、この銃の構成にはすべてに意味があって無駄がない。

実際に「最終処置」任務でこいつを使ってて自分の命が危うく助かったって場面もけっこうあるんだ。

まあ上の連中の"政治的理由"とかで正式名称が「Z患者に対する最終治療処置」なんていうのはまったくの皮肉でしかないけどな。

    

~現役Z対応部隊・隊員へのインタビュー記事より

▼ベース:東京マルイ製 ストライクウォーリア

実銃(ベース銃)は1970年代後半に米国デトニクス社が開発した「デトニクス.45」。
コルトガバメントの.45ACP弾による威力と同時に携帯性を極限まで追求したコンパクト拳銃で、バレル長は3.5インチ。(ちなみにノーマルガバは5インチ)
このデトニクスのスライドとガバメント系のフレームを組み合わせ、さらに近接戦闘に特化したカスタムモデルを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。マズル面をスパイク状に加工した「ストライクプレート・コンペンセイター」やレールマウント、マグウェルなど、随所に現代的なCQBカスタムアレンジを加えており、コンパクトスライドのショートリコイルと相まってトイガンとしても非常に実用性の高い内容のモデルだと思います^^

全長:205㎜ 重量:816g 装弾数:28+1発(6mmBB弾)

東京マルイ No47 ストライクウォーリア 18歳以上ガスブローバック

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年2月号

巻頭特集は「自衛隊」
西部方面隊の総力をあげた大規模上陸阻止訓練「西部方面実働演習 02鎮西」をはじめ、島嶼防衛の最前線部隊であり、精鋭部隊として知られる水陸機動団のレンジャー訓練、声優3人が統合幕僚監部にて組織や役割について説明を受けた模様を密着取材。

トイガンコーナーではArms流モダナイズド89式小銃の作り方やカスタムパーツピックアップ、陸上自衛隊スタイリングガイドなど最新の自衛隊の姿をお伝えします。

【カバーキャスト】上坂すみれ、井澤詩織、中村桜
【特別付録】カバーキャスト特製ポスター

発売日: 2020/12/26

月刊アームズマガジン2021年2月号

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年3月号

巻頭特集:アメリカ軍特殊部隊のM4カービン
M4A1カービンの原点であるM16A2ショーティーを初めて実戦に投入したのはアメリカ軍特殊部隊であり、M4A1カービンのフルオートモデルは特殊部隊用として作られた。そこで今号の特集は東京マルイの次期新製品「次世代電動ガンURG-I SOPMOD Block3」を中心に、M733 やCQB-R、Mk18 Mod.1、HK416などアメリカ軍特殊部隊で使われているM4A1カービンをフィーチャーする。

【カバーキャスト】真島なおみ

発売日: 2021/1/27

月刊アームズマガジン2021年3月号

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