トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

ガバメント'70 CUSTOM "Exorcist"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼スライド

コルト社オリジナルの'70スライドを魔除けの効果があるとされるカッパー(銅)でコーティング。左側面には銘の“Exorcist”が彫り込まれ、ゴールドに着彩されている。 ○ベースのスライドをキャロムシルバーで下塗り後に銅カラーで塗装。仕上げにキャロムジルコニアでコーティング処理。サイドに銘を筆記書体で手彫り&金塗料で着色しました。

▼バレル

特製ステンレスバレルに交換済み。チャンバーカバーには祈りのラテン文が刻まれている。意味は「主よ、我々に恵みを示し確かな救いを与えたまえ」。 ○ベースのアウターバレルに上記の文を彫り込んで、キャロムシルバーで塗装。仕上げにキャロムジルコニアでコーティング処理しています。

▼サイト

スライドと一体型のフロントは同色の銅カラー。リアサイトはオリジナルのまま黒いミリタリータイプサイト。 ○同上。

▼ラテン語の聖句

悪魔は特に「真理の力ある言語」であるラテン語の聖句を嫌うとされている。そのため場合によっては使用者にも害を成す恐れのある武器には、悪魔に付け入られないための魔除け処理としてラテン語表記の祈祷文が多数刻み込まれる。
またこれらの文章には、銃の完成後に教会にて儀式が執り行われた際に司教によって力を与えられた。 ○実際の聖書や聖歌のラテン語を抜粋して刻み込み、金塗料で着色しています。作品には簡素ながら、その日本語訳を載せた一覧表も付属させました。

▼フレーム

プラチナゴールドカラーにコーティングされ、各部にラテン語の祈りの聖句が刻まれている。特にトリガーは弾丸発射に関わる重要なパーツゆえ、その周辺には複数の十字架を刻みこんで悪魔の念動力(テレキネシス)による暴発を防いでいる。悪魔に対して銃で戦いを挑む場合、一番危険なのは悪魔自身の力よりもむしろ精神的な弱みで使用者が操られ、自分や味方を誤射することだという。強力な悪魔ほどそうした手段を好むらしい。

○ベースのフレームをキャロムシルバーで下塗り後にプラチナゴールドカラーで塗装。前部両面、トリガーガード、マガジンキャッチボタンの周囲、グリップ前部にラテン聖句を彫り込み、ゴールドに着色しました。プラチナ系ゴールドに純金系ゴールドの組み合わせが、いかにも「ロー○カトリック教会」っぽい雰囲気になったと思いますw

▼トリガー

純銀製の特製トリガーに交換。左面には「AMEN」、右面には「AGLA」の文字が彫りこまれている。「AGLA」は悪魔祓いに効果があるとされるまじないの言葉。 ○マルゼン純正の合金製トリガーに上記の文字を彫り込んで半鏡面まで磨き込み、仕上げにキャロムジルコニアでコーティングしています。

▼各種操作系パーツ

各操作系パーツを全てオリジナルと同じサイズ・形状で、金を含んだ合金(とある聖堂の十字架を溶かしたもの)で新造し、交換してある。 ○純正金属パーツをブロンズゴールド塗料で塗装しました。防錆効果もあります。

▼トリガー

木製グリップに交換。両面中央には操作系パーツと同じく合金製の十字架を埋め込み、ネジ止めしている。使い込まれてはいるがいまだ艶を失っていないところを見ると丁寧に手入れもされていたようだ。 ○中古のウッドグリップを使用。敢えて傷などをそのまま残し、使い込まれた風合いを再現しています。中央を彫ってメタル製の十字架を埋め込み、小型マイナスネジで固定しています。

▼マガジン

これは無加工ながら使用マガジン以外に予備マガジンが2本ある。装填すれば弾頭の銀で満たされる為、特別な魔除け処理は必要なかったようだ。 ○純正マガジンが合計3本付属。

▼作者コメント

Diシリーズでは珍しく、ほぼベースそのままの形を残した作品です。
ガバはもはやオート拳銃の源流とも言うべき定番で、そのスタイルも完成されきっているために、いまだに付加パーツをつけて上手くアレンジする自信がナイ、、というか、どうもその気になれませんでした;

ともあれまずはそのままの形で何か面白いカスタムを…とこのマルガバを手に入れた頃から企んでいたところ、映画「コンスタンティン」に登場した“バチカン直輸入の十字架型ショットガン”にインスピレーションを受けてついに製作。

結果、ベースのよさを生かしてなかなか面白いアレンジカスタムが出来たと思います。シリーズ'70はちょうど設定の年代とも合致していてリアリティもあり、完全に悪魔と相対する「神の加護」の銃としてバッチリイメージどおりのカスタムに仕上がりました。

2008.12.14

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