トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

Colt.44"Hellfire"

マルシンのコルトアナコンダをベースに「地獄の炎を宿したマグナムリボルバー」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2021年4月号&2021年5月号掲載記事「空想銃製作指南 YURI CUSTOM WORKSHOP」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

マルシン工業・ガスリボルバー

▼STORY(設定)

俺も悪魔ハンターなんて商売をけっこう長くやってるが、こんな銃は後にも先にもこの一丁しか見たことがない。

見つけたのは"この世界"じゃない。ある目的があって決死の覚悟で地獄へ遠征した時、偶然見つけた。

普通は現世の物質を地獄に持ち込むことなんてできないはずなんだが、どういう訳か誰かがこのマグナムリボルバーを持ち込んで、落としていったらしい。

元の持ち主は当然不明だ。まあまず間違いなく地獄の住人に喰われちまったんだろうな。

ともかくそんなわけで、地獄の燃えさかる瓦礫の中でこいつが黒光りしてるのを俺が拾ったんだ。

シリンダーを開いて取り出して見ると弾薬も6発全て残っているのがわかった。落とし主は1発も撃たなかったか、撃ったが律儀に全弾込めなおしてから落として行ったらしいな。

そうそう、言っとくが地獄でコレを見つけたその時は普通の銃だったんだぜ?

ところが用事を終えて現世に戻ったとたん妙なことが起こった。銃のあちこちが熱を発して光りはじめたんだ。

どうやら地獄に長く置かれ過ぎたらしい。すっかり"向こうの要素"が浸み込んじまったらしくて、内部にはあそこで常に燃えてる火がそのまま残ってるみたいだった。

一体どういうバグなんだろうな?この世界じゃたまにこういうイレギュラーなことが起こる。

それを見て、俺は偶然にも核兵器級に危険な武器を手に入れちまったと知った。

地獄の火は現世のどんな物質も完全に消滅するまで燃やし尽くす性質がある。

つまりその火が宿ったこの銃で撃たれたら、消し炭どころか灰も塵も残らないくらいに燃やされるってわけだ。

ただしトリガーも地獄の熱を宿してるのは幸いだった。普通の人間には使えないからな。…俺みたいに片腕が丸々悪魔の腕っていうような「ちょっと変わった奴」でもない限りは。

地獄出身の悪魔には通用しないだろうが、それ以外の人外には強力な武器になるだろう。"その時"に備えて6発の弾薬と一緒に今でも大事に保管してあるぜ。

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年4月号

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月刊アームズマガジン2021年5月号

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