トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

▼ストーリー設定

2000年代初頭、とある中東アジアの小国で冷戦期に米国が秘密裏に建造した地下基地が武装集団に占拠された。

武装集団は米国に多額の身代金と彼らの独立国家樹立の公式容認を要求。受け入れなければ基地内に破棄されていたミサイルを使用して新型の生物兵器を使用すると通告してきた。

米国は表向きこれを拒否しつつ、ある一人の傭兵に事態への対処を依頼する。

依頼内容は３つ。兵器の脅威度の調査、無効化、証拠の隠滅である。

依頼を受けた傭兵は夜間の空挺降下で現地へ単独潜入を開始。たった1丁の拳銃とナイフのみの武装で、作戦を開始した。

傭兵の持ち込んだ拳銃はスタームルガー製.22口径拳銃をベースとした単独潜入任務専用カスタムである。

バレル先端にはサプレッサーを装着可能、もともと小口径で発射音・動作音ともに小さな銃であるがサプレッサーを併用することで更に音が抑えられ、20ｍ以上離れた場合ほぼ無音に近くなる。

専用のカスタムバレルには一体型のレーザー照準ユニットが付属しており、現行のライフル用レーザーモジュールと同等の性能。これは最新のスマートグラスと同期することで距離による着弾のずれ等を予測して補正表示するリンク表示にも対応している。

トリガーガードはグローブ装着対応の大型トリガーガード。マガジン挿入口も拡張され再装填がスムーズに行える。

スタームルガーの.22口径シリーズのモデル名はMkI～MkIVのように型式番号だが、このカスタムは非公式に「Mk0」と名付けられた。つまり存在しない型の銃＝隠密作戦専用のカスタムである。

そしてその銃同様、存在しない男＝隠密作戦として単独潜入した傭兵はついに基地内に侵入。兵器を無効化し武装集団の指導者を殺害、基地を崩壊させ一連の証拠を抹消することに成功した。

しかし作戦後彼はおそらく故意に連絡を絶ち、その行方は杳として知れないという。

果たして、かの中東アジアの地で彼は何を見て何を知ったのであろうか。