トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

S.T.W.CUSTOM "STEEL BUSTER P2911A1"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼スライド

デトニクスのスライドをベースにしたカスタムスライド。他の装甲部分と同じく超硬スチール合金製、メタリックレッドとマットブラックでナノラミネート・フィニッシュされている。

○ベースの純正スライドに溝彫り加工&ボルト追加。側面の刻印はいったん埋めてからレーザー刻印し直しています。メタリックレッドと艶消し黒で塗り分け塗装仕上げ。

▼コンペンセイター

発射時のガスを効率良く逃がして反動を抑えるコンペンセイターが装着されている。側面には放熱孔も設けられており、熱も籠りにくい。

○ベースのストライクウォーリアのコンペンセイターをベースにプラ素材を追加して製作。正面のギザギザ(ストライクフェイス)を削り落とすところから始めないといけなかったので、結構手間はかかりました(;´Д`)w

▼バレル

分厚い.45口径/デトニクスサイズの74mmショートバレル。
後述のEMBシステムによって弾丸が加速された状態でバレル内を通過するため、消耗しやすく、従来よりも頻繁に交換が必要になる。

○ベースの純正バレルをシャンパンゴールドで塗装&ジルコニアコーティング。

▼サイト

フロントサイトは赤いオプティック・ファイバーサイト。光って見えるので、瞬時にサイティングしやすい特性を持つ。リアサイトは
装甲と同素材の特別製だが、射手面だけ黒色で照準しやすく工夫されている。どちらも予備的な装備で、メインは射手が装着した光学グラスとのデータリンクによる「照準補助システム*」を使ってターゲットを捕捉する。
*シューティンググラス型のディスプレイ装置で、着弾を予測した光点が映し出される

○フロントサイトは削り落として、市販の集光サイトを取り付けました。リアサイトはベースパーツそのまま/塗り分け塗装。残念ながら照準補助システムは搭載されていませんが、気合で脳内再現してください。←

▼バッテリー

高エネルギーを充填した専用バッテリー。開発担当者によるとビル一戸分の電力を賄えるほどの電力を秘めているが、前試作銃では動作が不安定で、射手の右腕ごと吹き飛ばすという残念な事故も引き起こしている。現在は改善されて安全に使用可能とのこと。(たぶん)

○プラ素材&アルミでオリジナル製作。内部にネオジム磁石を埋め込んであるので、銃本体と着脱可能。強力磁石+鉄の組み合わせでカチッと小気味よく固定されます。もちろんダミーなので、安全に発射できます。

▼EMBシステム/プロテクター

弾丸を加速させて威力を高める独自の装置。詳細は不明ながら、ローレンツ力を利用したメカニズムらしい。EMBの略号については開発元の技術者に問い合わせると、狂喜しながら12~16時間程かけてその発案から完成にまで至る熱い物語を語ってくれる。
ユニットは超硬スチール製のプロテクターで保護されている。銃の使用者であるマシン専門駆除業者の現場では、破壊したターゲットの破片やオイル等で銃器を破損しやすい。その為、プロテクターで銃を保護し、必要なら取り外して交換できるよう設計されている。

○プラ素材でオリジナル製作。まずベース銃のフレームを大幅に増設して、その上にプロテクターを装着する構造にしてあります。実際にイモネジを取り外して脱着可能。黒地にメタリックレッドのプロテクター、金色のネジでメカっぽさを表現しました。

▼操作系パーツ

全て一般的な45口径銃パーツと同一規格だが、素材と表面処理は特別製。

○ベースパーツをメタリックレッドに塗装しました。

▼グリップ

前述の使用環境のため、射手は手や指にも怪我を負いやすい。その為、グリップ前方にはフレームから増設されたナックルガードが設けられ、さらにプロテクターで保護されている。
グリップパネルはディンプル加工が施された樹脂製。底部にはマガジンウェルも装着されており、素早く弾倉交換できる。

○ナックルガードはプラ素材でオリジナル製作。文章で書けば一文ですが、ボリュームがあるので、実際の製作ではフレーム増設の時からヒーヒー言ってました(´Д⊂)プロテクターもプラ製作。溝彫りやボルト留めでミリタリー&スポーツっぽい造形を狙っています。マグウェルやグリップスクリューはベースパーツそのままに塗装仕上げ。

▼作者コメント

元々はご依頼品でしたが、諸事情で一般作品として公開&ヤフオク出品した作品です。

デザインコンセプトはメカニックで情報量の多いSF拳銃。実はゲーム「メタルギアライジング」の雷電(インフェルノアーマー版)のような黒×赤装甲にゴールドのアクセントカラーをイメージしています。

ストーリー設定は、珍しく「開発元の担当者から→銃をテスト使用するオペレーターへの手紙」風に書いてみました。この担当者となら旨い酒が飲めそう( ´ω`)w

特徴的なカラーリングと大ボリュームの造形密度で、ワンオフカスタムらしい魅力を持った作品に仕上げられたと思います。

2017.2.13

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