トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

▼STORY（設定）

本来「刀」文化であった中世日本が「銃」文化として進んだパラレルワールド。

天下統一を果たしたばかりの新幕府にとって、近年多発する浪人による殺傷事件やいまだ影響力を保つ西方残党によるテロは、ようやく形になりつつある権力基盤と治安の安定にとって無視できないものであった。

そこで幕府は、都に「御庭番衆」なる警護組織を設立。
表向きは都に駐在する直轄職で、見た目に他の公儀職と何ら変わらない侍たちであるが、その実際は凄腕の隠密（忍者）達を集めた特殊工作部隊である。

任務は主に、幕府や治安維持にとって危険となりうる勢力・人物の排除、先制攻撃によるテロの回避。実質的な暗殺部隊であった。

平時の簡素な装備は、中央幕府の勅命を受けると一変。
確実にターゲットを排除する為に特別にあつらえられたカスタム装備に変わり、その特殊装備と隠密達の驚異的な身体能力は、不平浪人たち程度の一団であればバックアップ要員も無く、たった一人で難なく壊滅させてしまうほどである。

その「御庭番集」の中でも、特にその実力を認められた一人の隠密の銃。

銘は「黒蛇」。

平時は通常サイズのM9系で、唯一の特徴はスライドに施された黒蛇の蒔絵細工とグリップの蛇の飾り。

ただ、不思議な事にその「蛇」は頭まで描かれず、尾の模様が見えるのみである。

そして影の指令を受け任務に赴く時にのみ、その銃は真の姿を表す。

延長されたバレル、消音効果も持つマズル・ブロック、それらを支える強固なアンダーフレーム。
マズル・ブロックには尾に続く「龍の頭」が描かれ、「黒蛇」はその真の銘、「黒龍」へと変貌する。

延長された専用弾倉には、大口径の専用弾を装填。マズルの龍の口から放たれるその威力は「鬼をも倒す」といわれる。
また、フレーム下の「鎧」には、匠によって鍛えられた特殊な鋼を用いており、使用者である隠密の身体能力と併せて、飛来したすべての弾丸を防ぎ切る。

まさに闇の必殺武器である「黒龍/黒蛇」は、その後300年近く続くこととなる長い泰平の世の基盤を守った「影の名器」である。

←スライド・オープン状態

バレルは固定されている為、ブレも少なく命中精度が高い。

飾り金具シルバーバージョン→

ほぼ黒一色の本体に、一筋鋭く光るワンポイント。