トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

M1911A1 CUSTOM "Tsicroxe(アンチエクソシスト)"

先にオリジナル作品として発表した、Diシリーズ「Exorcist」をデザインベースとして、“対エクソシストの悪魔銃”というイメージでご依頼製作したオーダーカスタム作品。

オーダー製作:2009年5月

▼“エクソシストを狩る”銃
(依頼概要)

mixiで知り合った方から、お手持ちのマルイ・ガバメントをDiシリーズのテイストで「悪魔銃」っぽくカスタムして欲しいとご依頼頂いた作品です。

先にオリジナル作品として発表していた「Exorcist」→ とは真逆の悪の銃~という案を頂き、それでは悪魔祓いを行うエクソシストを逆に狙う悪魔の銃―つまり“アンチ・エクソシスト”というのは?というところから一気にコンセプトが固まりました。

Exorcistでは銃を持つ「所有者」は聖職者である悪魔祓いの神父でしたが、今回のコンセプトはその真逆。
完全に悪魔が持って暴れまわる銃でも設定としては成り立つのですが、敢えて同じ聖職者…ただしこちらは信仰心を失い道を踏み外してしまった神父という設定で、前作との対比をより濃く、ダークな作品として際立たせています。

心の弱った人間に付け入って操り、破滅させるのはまさに悪魔の得意とする所業。それを克服し最後まで悪魔と戦う決意を持ったExorcistと、完全に堕とされ破滅に向かうTsicroxe(アンチエクソシスト)。

オリジナル作品として製作発表した“Exorcist”。Diシリーズの中でも『聖職者用の銃』という異色のカスタム。

“逆さの十字架”という象徴を初めて知ったのは、下でも紹介している「エクソシスト・ビギニング」です。今回の設定ストーリーのモチーフにもなっています。

装飾的な黒地に血のような赤というカラーイメージは、実はこの絵↑の「重厚な扉」に大きくインスパイアされています。真ん中のお兄さんは今回さほど重要じゃありません(笑

デザインも基本形はExorcistをベースとして、カラーリングと文字・模様で対照性を表現しました。

悪魔らしく、神を冒涜するハングドクロス(逆さ十字架)の象徴、逆綴り・鏡文字の祈祷文、黒地に赤をアクセントとした禍々しい色の組み合わせ。
Exorcistが「聖なるミサ」であるなら、この作品は「黒ミサ」といったイメージを意識しています。

デザイン案決定から製作期間は約1ヶ月。
完成した作品と設定、詳細は次ページにて。

▼小説:エクソシスト ビギニング

2第二次世界大戦末期。メリン神父は神への信仰心を失い世界中を彷徨っていた…。流れ着いたカイロで、ケニヤで発見されたビザンティン帝国時代の教会内に隠された古代の聖宝を先に見つけ出すことを依頼されるメリン。メリンは現場へと赴き、そこで理想に燃えた若き神父フランシスと女医のサラ、そして神父が可愛がっていたアフリカ人少年ジョセフと出会い、心通わせて行く。だが、その頃からジョセフの周囲で猟奇殺人や不可解な自殺といった事件が相次いで起こり、村人はジョセフに悪魔が憑いたと囁き始める。しかし、それは本当の恐怖への序曲にしか過ぎなかった…。12歳の少女リーガンに取り憑いた悪魔パズズとメリン神父の壮絶な戦いを描いた『エクソシスト』。その戦いはその25年前から始まっていた。  ~Amazon.co.jp 説明より
かの有名な「エクソシスト」の“エピソード0”。メリン神父の深い苦悩がしっかりと描写されていて、これを読んだあとに同じく小説版「エクソシスト」を読むと、一連の物語により深みを感じられます^^

文庫: 337ページ
出版社: 竹書房 (2004/10 発売)

エクソシストビギニング (竹書房文庫)