トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

PYTHON 6in "PPC-Style"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

※造形助手:シンペ

▼バレル

○ベースバレルにプラ材を接いで、切削加工しました。
PPCマッチカスタムでよく見られる『スクエアタイプバレルに半円形溝入り』のデザインを再現しています。スクエアといっても完全に真四角ではなく、上下は緩やかなカーブ形状で、見た目にも洗練されています。

▼サイト

○フロント&リブはプラ材切削加工で製作。リアはベースの純正金属サイトを流用しました。実際に上下左右に調整可能です。

▼シリンダー

○無加工。
タナカのペガサスシステムは、このシリンダー内にガスを注入して発射する仕組み。中心の亜鉛合金製のガスタンクをシリンダーカバーが覆っている構造なのですが、この仕組み考えた人、ホントにすごいな(;´Д`)

▼グリップ

○タナカ純正ウッド風樹脂グリップ。かなりリアルな質感です。

▼作者コメント

ご依頼主様から「タナカパイソンベースPPCスタイル」とのご依頼で製作させて頂いた作品です。
PPCカスタムはその殆どがS&Wのリボルバーをベースとしている為、パイソンベースは結構珍しいとか。形は旧MGCのPPCパイソン(モデルガン)を参考に再現しました。

そういえば以前発行されていた月刊GUN誌(国際出版)のバックナンバーでも、度々この「PPCマッチカスタム」に分類されるカスタム銃が記事としてとりあげられていました。
私は世代的にPPC競技が全盛だった70年代当時を実体験していないのですが、それ故に、これらの記事は製作にあたって各部の機能や造形的な特徴など、大いに参考にさせて頂きました(´∀`)

今回も造形見習いのシンペに加工を手伝ってもらいながら製作。研磨作業でしっかり「平面」と「角」を出して、PPCカスタムならではのシャープな造形を再現できたと思います。

2012.9.30

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