トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

ST-Warrior Custom"OMEGA-1145"

マルイ・ガスブロ.45シリーズ「ストライクウォーリア」をベースに、“空軍エースパイロットの緊急護身拳銃セット”というコンセプトでオリジナル製作したオーダーカスタム。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY

三度目の世界大戦から12年。
中央大陸某国が南北それぞれの連合に分かれた内乱が勃発したその年、南部連合空軍にある新人パイロットが入隊した。
ルーキーとして荒削りながら初陣から突出した飛行センスを見せつけたその男は出撃を重ね、やがて南部連合空軍のエリート部隊・第132戦術航空隊“ウロボロス”に配属される。
どれだけ激しく機体が損傷しても必ず戦果を上げて帰還するその姿から、いつしか「不死身の男」と噂された。

入隊から3年。部隊で実力を認め合う戦友、J・"シルフィード"・ガルシアとも出会い、エースとして活躍を始めた頃、今度は大陸東隣国との大規模戦争が勃発。
相次ぐ制空権争いの死闘の中、多くの仲間達が死んでいった。

やがて戦争が泥沼の様相を見せ始めたある日、敵地内の空域へ進入した味方部隊が一斉に全滅するという信じがたい事件が発生。
敵軍の開発した新型対空兵器が稼動していると見られた。

しかも大気圏外を巡航する衛星も含め、空域に踏み込んだ全航空機は一瞬で撃墜されるため、この兵器に関しての詳しい調査は困難を極めた。

唯一、被害範囲を推定して絞り込めたのは、国境から続く広大な森林地帯の上空、半径約1200kmの空域。おそらく問題の兵器はその超巨大な円の中心付近の地上、あるいは地下施設に存在するとみられた。

これに対して軍はある秘密作戦を立案し、その任務にかの「不死身の男」が抜擢される。

その作戦とは、最新鋭の「超高速戦闘機」を可能な限り空域に接近させ、交戦中にわざと撃墜されたのち、ベイルアウトしたパイロットが単身徒歩で敵地内へ潜入して問題の新兵器の情報を収集。そして生還すること。

―必ず生還すること。
もはや不可能に近いこの作戦において、軍はこの男の半伝説に賭けたのであった。

無事に潜入できたとしても、そこは厳戒態勢の敵地。敵兵の目をかいくぐり、万一発見されれば交戦して生き残らねばならない。

この作戦にあたって男が特注し、作戦中に装備していた一丁の拳銃があった。

.45口径、コンパクトでありながら充分な威力を持つ専用拳銃。ユニット化されたレーザーサイトとフラッシュライトを装着でき、携行性を損ねることなくどんな状況にも対応できる最後の切り札。

コンパクトなデトニクスタイプ・スライドに、オーソドックスな1911系のフレームをベースとして組み上げられたこのカスタムは、ショートスライドによる高い連射力とノーマルマガジンによる必要最低限の装弾数を両立している。

マズルには.45口径のストッピングパワーを保ちつつ反動を抑制するためのコンペセイターを装着。このコンペは対応した減音器を取り付けるとガスホールが閉鎖される仕組みになっており、潜入作戦に不可欠なサプレッサーも装着可能。

フレーム底部には20mmレイルも設けられており、専用レーザーサイトユニットとフラッシュライトユニットを装着・固定できる。

フロントサイトは集光樹脂を使用したタクティカルサイトで、薄暗い環境下でも確実に照準できる。

グリップ周りはサムセイフティをスリムタイプにするなど徹底して薄くまとめられており、ホルスターへ収納した状態での体の動きを阻害しないよう配慮されている。

マズルには.グリップセイフティはキャンセル加工されており、コック&ロック(いつでも発射できる状態でサムセイフティだけON)さえしてあれば、たとえ不意の遭遇戦で不自然な角度で銃を握ってしまっても確実に発砲できる仕様。

また同じくグリップセイフティのテール部分は極限まで短く切り詰められ、ハンマーもリアレスタイプに交換されており、素早い抜き撃ちと左右のスイッチングがし易いよう工夫されている。

これだけの機能を盛り込んだにもかかわらずその本体の大きさは標準的な拳銃サイズで、木々の生茂る森林地帯や狭い敵施設での近距離戦闘に特化した、究極のCQBカスタムガンであった。

出撃の日。空域近くで囮となる味方部隊と別れたエースは、単機で急接近してくる敵機を認めた。

目にしたのは、大戦勃発直後戦死したはずのかつての戦友"シルフ"。彼もまた、敵軍の最新鋭戦闘機を駆って一直線にこちらへ向かってくる。

唸る機銃と飛び交う追尾型ミサイル、そして間一髪で散布されるチャフとフレア。
壮絶なドッグファイトを繰り広げ、「任務」と「エースパイロットとしての誇り」との間で揺れ動くエースだったが、その迷いを見抜かれた瞬間、ついに撃墜されベイルアウトする。

かくして「作戦通り」敵地に落ちたエースは、武装は専用拳銃セットのみという軽装備で警戒する敵兵の目をかいくぐり、広大な森林地帯への潜入を開始した。

ベイルアウトから76時間。エースは奥地に隠された秘密施設に入り、ついに目指す新兵器を発見する。それは空域内へ「目を向ける」全てのものを瞬時に自動検知して破壊する、新世代の指向性エネルギー兵器であった。

しかし新兵器の正体を突き止めるもついに発見され、敵兵に執拗に追跡される。不意の遭遇銃撃戦、トラップによる追撃撃退。

拳銃で敵を仕留め、鹵獲した敵のライフルを次々に交換しながら、しかし装備した専用拳銃は決して手放さない。そしてまた、その銃に幾度となく命を救われた。

不死身の名をかけて死闘を繰り返し、祖国のため、そしてあの「戦友」との決着のため、なんとしても生き残る。

撃墜されてから約144時間後。
作戦名『第一次フェニックス』の任務を果たしたエースは国境を越え、ついに救助された。

全身17箇所の大小の銃傷と2箇所の骨折、無数の切創と打撲。
一時は心肺停止の危険な状態になりながらも、いまだその魂は成すべきことを成すべく地上を離れなかった。

―伝説によると、不死身の鳥・フェニックスは自ら炎の中に身を投じてのち、その業火から孵り、復活するという。

今や空軍だけでなく祖国のエースとなった男は、まさにその「フェニックス」の名と伝説を体現していた。

懸命の処置で意識を取り戻した伝説の兵士からもたらされた情報を元に対・新兵器の開発が進められ、約1ヵ月後『第二次フェニックス』作戦が開始。

新システムを搭載した新鋭機には復活した「不死鳥」が搭乗、新たな部隊を率いて敵空域に入った。

あの地獄の144時間を生き残れたのは、全てこの戦い、この瞬間の為。

迎え討つ「戦友」と再び激突したエースは、双方全ての武装を使い切るまで闘い続け、ついに決着をつけたのだった。

作戦は成功。
一ヵ月後、大戦は終結した。

▼ベース:東京マルイ製 ストライクウォーリア

実銃(ベース銃)は1970年代後半に米国デトニクス社が開発した「デトニクス.45」。
コルトガバメントの.45ACP弾による威力と同時に携帯性を極限まで追求したコンパクト拳銃で、バレル長は3.5インチ。(ちなみにノーマルガバは5インチ)
このデトニクスのスライドとガバメント系のフレームを組み合わせ、さらに近接戦闘に特化したカスタムモデルを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。マズル面をスパイク状に加工した「ストライクプレート・コンペンセイター」やレールマウント、マグウェルなど、随所に現代的なCQBカスタムアレンジを加えており、コンパクトスライドのショートリコイルと相まってトイガンとしても非常に実用性の高い内容のモデルだと思います^^

全長:205㎜ 重量:816g 装弾数:28+1発(6mmBB弾)

東京マルイ No47 ストライクウォーリア 18歳以上ガスブローバック

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