トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

2006Mカスタム"魔術礼装マテバ"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼バレル

側面に「簡易魔術刻印」が彫られている。魔術刻印は本来人体に彫られるものであるが、これを機能限定することで礼装として道具に彫り込み、魔術効果を与える。切嗣はその独自能力たる「時間操作」の魔術をこの銃に付加し、これによって発射される弾丸の速度を自在に操った。バレル底部には20mmレイルも追加されている。

○純正品の樹脂製バレル側面に“魔術刻印”風の模様をレーザー刻印しました。そのあと刻印部分を特殊塗料ペンでなぞって仕上げ。この塗料は通常の環境下ではほぼ無色透明ですが、紫外線光線(ブラックライト)を当てると青色に発光して見える特殊インクです。これを利用して「普段はただの刻印/ブラックライトを当てると起動した簡易魔術刻印(発光)」を表現しました(´∀`)
底部のレイルは市販品の金属製20mmレイルをネジ止め装着しています。

▼コンペセイター

マテバのデメリットである発射反動を軽減するために追加されたガス射出口。発射時の燃焼ガスを効率よく逃がすことで反動を抑制する。 ○アルミ素材を切削加工(外注)して製作したオリジナルパーツを装着。バレルが自然に延長されたかのようなデザインにしてあります(´ω`)ノ

▼サイト

マテバの純正アイアンサイト。フロントサイトも上下調節できる。 純正のまま未加工。

▼シリンダー&カートリッジ

ノンフルートの6発円筒型弾倉。使用弾薬は.357マグナム弾で、魔術刻印を発動させない状態では通常のマグナム銃として普通に使用できる。
バレルが下に位置しているマテバ特有の機構で、シリンダーは「下に振り出す」のではなく「上に振り上げる」構造になっている。お世辞にも使いやすいとは言えない構造だが、そもそも切嗣は「6発以上」の弾丸を消費するような戦術を想定しておらず、したがって素早くリロードを行う場面もまず無いと割り切って考えていたようだ。

○シリンダー&カートリッジ共に純正のまま未加工。

▼グリップ

木製の特注グリップ。切嗣の好みなのか、トンプソンコンテンダーとよく似たフィンガーチャネル付きのデザイン。底部には鉄製のエンドプレートも取り付けられている。

○仲介業者さんを通じて海外のウッドグリップ職人さんに外注加工してもらいました。特殊なモデルだったので恐ッろしく時間がかかり、途中かなり不安な思いもしましたが、結果的に綺麗に仕上げてもらえました。底部のプレートはプラ素材でオリジナル製作。ガス注入口とグリップ固定のスクリューの為の穴も開けてあります。

▼作者コメント

「魔術師殺し」「外道」「厨二病」などなど、数々の素晴らしい通り名を持つ衛宮切嗣氏の所持銃としてイメージ製作した今作。

まず既にベース品が「マテバ」という時点で悶絶するほどにそれっぽいという、ある意味非常にヤりやすい作品でしたが、刻印部分をブラックライトで光らせるというアイデアで、更にこのFateの世界観というかビジュアル的な特徴を表現できたと思います。

造形としては、コンテンダーと同じイメージのウッドグリップを付けることで馴染み深い「切嗣の銃」っぽさを出せたと思いますし、全体にシンプルな内容ながらコンセプトの立体表現率もかなり高い良作に仕上がりました。

聖杯戦争には使用されませんでしたが、現役時代の切嗣はこういう変態カスタムを依頼内容ごとに選んで使い分けてたんだろうなあ…とか考え出すと妄想が止まりませんw

2016.9.15

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