トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。
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→オーダー製作品 →"ボーンマテバ" →ストーリー設定 →各カスタムポイント →ストーリー設定(外伝)

"BONE MATEBA"

マルシン工業のガスガン「マテバリボルバー」をベースに、
"
とあるホネ妖怪が近距離銃撃戦で使用する専用カスタムリボルバー"という設定で製作したオリジナルカスタムです

マルシン工業・ガスリボルバー
 

▼ストーリー設定(外伝)

とある週末―
唐沢屋戯画は悩んでいた。

今も昔もときおり「妖怪狩り」の連中が無差別に襲い掛かってくるのだが、最近特にその中に銃器を使う輩が増えてきているのだ。

昔ながらの妖怪である彼は、基本的に爪を使った近接戦で戦う。
しかしいくら彼が素早くとも近距離での弾丸は避けきれないというのは、これまでの経験で骨身に沁みていた

撃たれても死にはしない。妖怪だから、時間はかかるが肉(骨)体は修復できる。

だがやはりやられっぱなしというのは精神衛生上あまりよろしくない。
やはり生きているからには楽しくなくては。

しかしどうしたものか…。

▲写真:唐沢屋戯画

そこでふと思いついたのだ。


―こちらも銃を使えばいいのでは?


…そういえば以前どこかの廃旅館をうろついている時に、妙な鎧を身につけた武者と戦ったことがあった。

あの武者、たしか銃のカスタム製作をしていると言っていなかったか?(サムライなのに)
名前はたしか…ユーリとかなんとか言っていた気がする。

良いアイデアだと思った彼は、さっそくLINEで依頼メッセージを送ってみたのだった。


…数時間後、果たして返事が来た。



「おっけー(★ゝω・)b」

▲写真:SHOOTING BAR FIVE

数か月後の夕方、彼の元に専用のカスタムリボルバーが届けられた。

イタリア・マテバ社の「マテバリボルバー」をベースとしたカスタムマグナム。
その銘を「ボーンマテバ」という。

その名の通り、黒い本体を白い外装がカバーしている様がまさしく「骨」を思わせる。
武骨だがどこか洗練されたスタイルはまさに彼にふさわしいものだった。

ユーリによると、別件で「超次元体」関連の技術を調べている時に偶然見つけたとある企業から設計データを盗み出し、素材を集めて再現してみたのだそうだ。

その企業の名は「唐沢工業」。

…懐かしい名だった。
まだ名もない妖怪だった頃に出会ったあの少年。

とある理由で一度肉(骨)体を捨てなければならなくなり、復活した頃には既にこの世の人ではなくなっていた、式忠。

 

そうか。あやつの意思は世代を超えて受け継がれ、企業として成長を続けていたのか。

しかしユーリは続ける。

「最近の妖怪狩りの連中は、対妖怪対策として様々な魔術・妖術を用いて特殊防壁を装備しているらしい。だから只の銃で攻撃しても効果は薄いだろう」

「再現したこの銃にはそうした防壁を突破できる機能が備えてあるようだが、それでも限界がある。本当に強力な防御礼装を突破するには、あんたの"本体"から魂の一部を抜き、銃の装置に充填してやる必要がある」

そう聞いた唐沢屋戯画は銃を持ち、さっそく唐沢工業本社の秘密開発部・社屋へ赴いた。
こう見えてフットワークの軽い妖怪なのである。

 

途中、社屋で警備中の警備員に発見されたが、自慢の爪で黙らせた。

…もちろん峰打ちだ。殺しはしない。
いっとき式神として仕えたこともあるあやつの会社だ。そのくらいの斟酌はあってもよかろう。


研究室には様々な機械や装置があった。
古い妖怪である彼にはまったく理解できないものばかりだったが、本能の赴くままに手近なケーブルやユニットを繋ぎ合わせて彼の"本体"と銃を繋いだ。

スイッチを入れると、魂の放つ青白い光がケーブルを伝わり、銃バレル内の装置に充填されていく。

数分で充填は完了した。
強い魂も時と共に薄れては行くが、これだけの量であればとりあえず今後数百年は持つだろう。

 

ねぐらに帰り着いた唐沢屋戯画は静かに銃を置き、湯を沸かした。
カップの包装を剥がし、ペヤングに熱湯を注ぐ。

砂時計で3分待つ間、しばし昔を思い出していた。

まったく名前もなく、何のために生まれ彷徨っているのかもよくわからなかったあの頃。

偶然出会った式忠は純粋な好奇心の目で彼を見つめ、声を掛けてくれた。

式神として守った式忠は、いつしか彼を家族だと言ってくれた。そして同じ「唐沢」を名乗れと。

いまその一部を残して名乗る唐沢屋戯画を、今度は式忠の残した銃が守ってくれる。
真に不思議な縁(えにし)だ。

―ふと物思いから覚めた。
湯切りをして、ソース、ふりかけ、スパイスを混ぜ合わせて食す。

ペヤングはちょっと伸びてしまっていた。


 
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▼ベース:マルシン工業製 マテバM-M2007モデル(6mmBB/木製グリップ仕様)

実銃はイタリアのイタリアのマテバ社が1990年ごろに競技用として販売していたリボルバー拳銃「マテバ2006M」。
銃身の跳ね上がりを抑えるために銃身が下にあり、この構造から、他の回転式拳銃では排莢・装填時に横に振り出されるシリンダーは上方向に向かって振り出されるという独特の構造を持ったユニークなモデルです。使用弾薬は.357マグナム弾。装弾数6発。
この2006Mをモチーフにした「マテバM-M2007」(アニメ「攻殻機動隊」に登場する架空モデル。設定使用弾薬:9mmパラベラム弾)を、ユニークな機構やアイデアを売りにするマルシン工業がモデルアップ。独自の特殊機構を余すところなく再現しており、これを敢えて商品化したマルシンさんのチャレンジ精神が光る逸品。このモデルは豪華な木製グリップ装着版です^^

全長:265o 重量:860g 装弾数:6発(マルシン6mmBB弾)

6mmBBガスリボルバー マテバリボルバー・木製グリップ仕様・ブラックHW

 
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