トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

.44Magnum"SILVER SERPENT"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼バレル

.44口径のブルバレル。通常のバレルよりも厚み(=外径の太さ)が増して耐久性が向上している。肉厚になったぶん銃前方の重量も増しているが、これは発射反動を抑える役目も果たしている。
左側面には「SILVER SERPENT※」「☆ .44 MAGNUM ☆」の刻印が刻まれている。(※コルト社のリボルバーには代々「蛇」の名前を冠する慣例がある。パイソン、キングコブラ、アナコンダ等。)

○ベースの樹脂製バレルに、樹脂パイプ素材を切削加工したパーツを接着&継ぎ目を消して製作しました。
側面の刻印はレーザー刻印彫り。この部分、原作のCGモデルでは「☆ .357MAGNUM ☆」となってるんですが、設定上「.44口径」となってるのにこれはおかしいので、敢えて変更しました(´ー`)
上面のバレルリブもプラ板材で製作。

▼アンダーウェイト

ブルバレルの下に取り付けられた錘(おもり)。
バレルと共に銃前方の重量を増すことで、発射時に銃口が跳ね上がろうとする反動(マズルジャンプ)を相殺し、命中精度を上げる効果がある。
ただしとにかく重いため携行や素早い動きには不向きで、どちらかというとどっしりと構えて正確に標的を狙う射撃スタイルに向く。

○アルミ素材削り出しで製作。アルミとはいえ塊を削り出しているので、実際にけっこう重たいです。ベースパイソンのアンダーラグ部分に穴を開けて、3つのイモネジで締めて固定してあります。

▼シリンダー

側面がフラットなノンフルートシリンダー。
多くのリボルバーは軽量化のために側面に凹み溝(=フルート)が入っているが、その加工を省くことでシリンダーに厚みを持たせ、耐久性を増している。.44口径以上の威力の高いマグナムリボルバーではしばしばこのスタイルが見られる。

○ベースのペガサスシリンダーのフルート部分をプラ材で埋めて削り、継ぎ目を消してノンフルート化しました。
継ぎ目を消して~と簡単に書いてますが、表面の微妙な凹凸が気になって仕方がないので、スムースな円柱状に見えるように極限まで削りと修正を繰り返し、当初考えていた倍以上の時間ががが…(;´Д`)
…苦労の甲斐あって、写真で見る分には違和感ない程度には整えられたと思います。

▼サイト

前後ともに交換されたカスタムサイト。
フロントは真鍮ドット入りのパートリッジ型。リアサイトは通常より斜め後ろにせり出した様なイライアソン型サイトに交換されている。

○前後ともアルミ素材削り出しで製作。
フロントのドットはΦ2mmの真鍮棒を短くカットして(少し突き出すように)埋め込みました。
リアサイトとリアサイトエレベーションは別パーツなのでいかにも左右調整できるように見えますが、これはダミー(接着済み)なので調整はできません;上下のクリック調整は従来どおり可能。

▼ウッドグリップ

S.T.A.R.S.メダリオン付き木製グリップ。
ローズウッド削り出しのカスタムグリップで、重たい銃をしっかり保持するために前面にはフィンガーチャネルも設けられている。
銃自体はバリーの私物だが、同時に部隊での現場活動に使用するため備品として正式登録されており、その証明として左右両面にロゴメダリオンが埋め込まれている。

○外注製作を依頼。
実銃に使用されるのと同じ木材を使って製作してもらいました。磨き上げられた表面の仕上げが物凄く綺麗で、さすがプロの仕事!です(´ω`)スゴイ

▼グリップフレーム

バリーは体格が大きく、手のサイズも一般男性と比べて大きいため、ベースの「アナコンダ」のグリップフレームを1cmほど延長し、底部にボトムプレートを増設している。またこれに合わせて木製グリップそのものも延長してある。

○プラ素材で製作。
CGモデリングの画像を観察しまくって、底部にプレートが付けられている事、そのプレートが少し前方に飛び出していること、背面の付け根も少し出っ張っていること、、といった各部の特徴を可能な限り再現してみました。

▼作者コメント

久々の個人製作です。今回はあの武器マニアな髭のおっさんの愛銃。

初作の無印バイオ(PS版)ではノーマルパイソンしか登場しなかったものの、リメイク(ゲームキューブ版)で初めて活躍した印象的なカスタムリボルバー。

劇中ではバリーの「私物」ということになっていたと思うんですが、グリップに付いているメダリオンがS.T.A.R.S.のロゴにも見える(※正確にはわからない)ので、そのあたりを上手くストーリーに絡ませて、妄想を膨らませましたw
前ページのストーリーではちょっとシリアスな想いなんかを吐露させてますが、実際はたぶんバリーの趣味バリバリ120%だったんじゃないかと思います。

思ったよりずいぶん手間のかかった作品ですが、独自の迫力とボリューム感が再現できました。

2014.10.7

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.