トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

"FTFZ (Final Treatment for Zombie)"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

※今作品は月刊アームズマガジン2021年2月号&2021年3月号掲載記事「空想銃製作指南 YURI CUSTOM WORKSHOP」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

▼スライド

コンパクトなショートスライドで、後述のダットサイトベース装着によるスライドコッキングのし難さをリカバーするためフロントセレーションと後端にコッキング用リブが設けられている。側面には「感染性汚染物質付着の可能性」を示すバイオハザードマークと関係者以外使用禁止の警告文が表示されている。

○純正スライドにチェッカリングツールを使ってセレーションを追加。ABS板材を切り出したリブも追加しました。マットブラック塗装後に市販ステッカーでバイオハザードマークと警告文を貼りました。実はこの英文「関係者以外立ち入り禁止」って意味なんですが…まあ雰囲気わかるし細けえこたぁいいんだよ!m(゚∀゚ )m

▼バレル

3.5インチの抗菌ステンレス製ショートコーンバレル。口径は45口径。

○純正メッキアウターバレルそのまま。未加工です(´ω`)

▼サイト

フロントサイトはスライド一体型でリアサイトはキャンセルされている。

○フロントサイトは未加工、リアサイトはスペーサーを作って嵌め込みました。

▼ダットサイト&マウント

小型のピストル用ダットサイトとグリップ固定式のマウントベースを装着している。非スライド搭載型なのでブローバック動作で照準の視界がブレたりダットサイト自体がガタついたりしにくい。またオープン形式のため周囲を広く見渡せる視野のままサイティングができ、接近してくるZ感染者を見逃しにくく、より安全に対処が可能になっている。

○ダットサイトは東京マルイのマイクロプロサイトを使用。レールマウントは取り外して、ABS素材でスクラッチ製作したマウントベースに直付けしています。詳しい工程はアームズマガジン2021年2月号&3月号にて!(★ゝω・)b

▼ストライクヘッド

延長フレームに固定されたスパイク付きのマズルブロック。元々はコンペセイター(反動抑制器)としてのパーツだがその機能はキャンセルされ、後述のサプレッサーをねじ込み装着できるアダプターとして機能する。これ単体でも不意に接近されたZ感染者の顔面にスパイクを押し当てることで噛みつかれないように距離を取ることができるストライクヘッドとして使用可能。

○純正のストライクコンペの一部を削り、14ミリ逆ネジのマズルプロテクターを埋め込むことでサプレッサーを装着できるように改造しました。ただこのパーツ、実は肝心のコーンバレルが接続固定されていないので消音効果が機能するかどうかは…細けえこたぁいいんだよ!m(゚∀゚ )m

▼サプレッサー

先端にストライクベゼルのついた専用サプレッサー。45口径の亜音速弾と組み合わせることで優れた減音効果を発揮し、発射音によってZ感染者の注意を引きにくい。またサプレッサーを装着したまま感染者に先端を押し当てることで、噛みつかれないように距離を保つスペーサーとしても役立つ。

○市販のショートサプレッサーにアルミパイプを切削加工したオリジナルのストライクベゼルを取り付けました。銃本体への装着部分は14ミリ逆ネジ/逆ネジのアダプターを流用しています。

▼フレーム

Z対応部隊専用の特殊機材だとすぐに認識できるよう一部をよく目立つ蛍光グリーンカラーに塗装されたフレーム。アンダーには20ミリレイルがあり、フラッシュライトなどのオプション機器を装着できる。

○純正のフレームカバーパーツの一部を蛍光グリーンに塗装しました。

▼操作系パーツ

トリガーパーツは抗菌ステンレス製のストレートトリガー、その他パーツはタクティカル仕様のパーツ構成になっている。

○トリガーはハイキャパD.O.Rのメッキパーツに交換。それ以外はノーマルそのまま。

▼グリップ

フレームと同じ蛍光グリーンのディンプルパターングリップ。中央に大きくバイオハザードマークが表示されており、ホルスターに収納した状態でも(見えているグリップで)特殊銃器であることを認識しやすく設計されている。

○純正グリップパネルの一部を削って蛍光グリーンに塗装。仕上げにバイオハザードマークのシールを貼りました。

▼作者コメント

月刊アームズマガジンの第四弾記事用に製作した今作。

今回はけっこうガチで「ゾンビと戦う」シチュエーションを想定して内容を考えました。

アイキャッチに今流行りのゾンビグリーンを使ったりはしましたが、各部のデザイン含め単なる雰囲気だけのカスタムではなく、ちゃんと機能と意味のあるパーツ構成にしてみましたが如何でしょうか?(´ω`)

作例としてはけっこう色々詰め込みすぎてしまった感はあるのですが、これまでの作品に無かったスタイルに挑戦できて面白い作品でしたw

2020.12.26

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年2月号

巻頭特集は「自衛隊」
西部方面隊の総力をあげた大規模上陸阻止訓練「西部方面実働演習 02鎮西」をはじめ、島嶼防衛の最前線部隊であり、精鋭部隊として知られる水陸機動団のレンジャー訓練、声優3人が統合幕僚監部にて組織や役割について説明を受けた模様を密着取材。

トイガンコーナーではArms流モダナイズド89式小銃の作り方やカスタムパーツピックアップ、陸上自衛隊スタイリングガイドなど最新の自衛隊の姿をお伝えします。

【カバーキャスト】上坂すみれ、井澤詩織、中村桜
【特別付録】カバーキャスト特製ポスター

発売日: 2020/12/26

月刊アームズマガジン2021年2月号

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年3月号

巻頭特集:アメリカ軍特殊部隊のM4カービン
M4A1カービンの原点であるM16A2ショーティーを初めて実戦に投入したのはアメリカ軍特殊部隊であり、M4A1カービンのフルオートモデルは特殊部隊用として作られた。そこで今号の特集は東京マルイの次期新製品「次世代電動ガンURG-I SOPMOD Block3」を中心に、M733 やCQB-R、Mk18 Mod.1、HK416などアメリカ軍特殊部隊で使われているM4A1カービンをフィーチャーする。

【カバーキャスト】真島なおみ

発売日: 2021/1/27

月刊アームズマガジン2021年3月号

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.