東京マルイのフォーリッジウォーリアをベースに「転生した魔法使いが使う小型魔石を発射する銃」をイメージして製作したオーダーカスタム。
東京マルイ・ガスブローバックガンその武器は、拳銃と鳥と弓を足してエスニックなスパイスで煮込んだような形をしていた。
持ち主の男はオズと呼ばれている。職業は「魔弾士」。狩人のように遠距離武器に適性を持ち、術師と同様に神秘を行使する存在。
触媒となる魔石を大量に消費する職業とされていたが、オズはあえて異世界からの漂流物をベースとして使用することで直径6ミリの小型魔石を効果的に使用できるようになった。
それは4回目に派遣された先、魔弾士としての技術を習得した世界で売られていた「間抜けな工芸品」と呼ばれる使い方のわからないガラクタ類の中に2000円程で売られていたガスガンだった。
その世界でオズはある女神と契約を交わしていた。長い年月のすえ信仰されなくなり盛大に拗ねていた「旅と風と狩猟」を司る女神である。
彼女がいわばニートとして居ついていた神殿に訪れたオズが試練をクリアしてしまった為、仕方なく力を貸すこととなったのだ。
女神が取り憑いたガラクタガスガンは女神の象徴である「鳥の翼と遠くを見通す眼」を表す模様を表面に纏い、その上下には妖しく光る魔法の翼を大きく広げる。
風を操る能力によってマガジン内のガスは自動充填されるようになり、6ミリサイズの小型魔石を同形の実銃を遥かに凌ぐ射程距離で発射できる機能を発現したその武器は「魔弾士の鳥弓銃」と呼ばれた。
魔力やそれに込めた"効果"を超凝縮した小型魔石は、直径たった数ミリの小石サイズであってもこの「魔弾士の鳥弓銃」で発射されれば絶大な威力を発揮する。
オズはその技術をもって5回目・6回目の召喚先の世界でも大活躍。数々の伝説を作り上げていった。
またその様を目の当たりにした商人や武器職人たちによって無数の模造品が製造されたものの、ついにそのオリジナルであるオズの鳥弓銃を超えることはできなかったという。
Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.