マルイのデザートイーグル.50AEをベースに、ゲーム「バイオハザード」に登場するような個人専用ワンオフモデルの対生物兵器カスタムをイメージして製作したドレスアップカスタム。
東京マルイ・ガスブローバック90年代後半。アンブレラ社傘下の兵器開発部門「UBAL(ウーバル)」で、開発コード名“ウロボロスの槍”―通称・レッドトリガーが完成した。
これは、オート式マグナム銃としては世界最高のデザートイーグルをベースとした大型マグナムカスタムで、「G-ウイルス」級の大型B.O.W.を想定した専用兵器というコンセプトで開発された秘密兵器である。
そして近年、何処からか流出した資料によって、この兵器の“兄弟銃”ともいえるカスタムが存在していたことが明らかになった。
同じくデザートイーグルをベースとした特別カスタムで、通称「DE.50AE Wesker-model.」。
そう、あのラクーンシティ壊滅事件から始まり、自身の野望の為に世界中を巻き込んだ黒幕。元S.T.A.R.S.アルファチーム隊長・アルバート・ウェスカーの専用マグナムである。
その銃の誕生へ至る出来事を、UBAL・カスタム兵器開発部の元チーフであった男はこう語る。
「あれは“ウロボロス”が完成して数日後だった。本社(アンブレラ社)の工作員だったウェスカーが開発部の試射場へ来たんだ。たぶん本社の肝いりの新兵器が完成したっていうんで、テストも兼ねて様子を見に来たんだろうな。
できたばっかりのあの銃を3マガジンほど撃って、性能を吟味しているようだった。
撃ち終わると無表情で、“フン…”とかなんとか言って黙って帰って行ったよ。
あの時は隠れてて見えなかったが、今思えばサングラスの下の目は完全に“ホ”の字だったんだと思う。翌日には詳細な仕様リスト付きで専用銃の製作依頼が来たのさ」
こうしてウェスカーの専用マグナムは“ウロボロス”の開発ノウハウを基にして製作され、表向きはS.T.A.R.S.への支給銃器のテスト品として内密に納入される予定であった。
ウェスカー自らが注文したという仕様は、内部メカや機構こそ“ウロボロスの槍”を基礎にしたものであったが、その外観やパーツ構成は、むしろ同時期に納品されていた「ウェスカー専用サムライエッジ」の仕様に似通っている。
超硬ジュラルミン削り出しのレール付きフレーム、タクティカルサイト、ステンレス製のパーツ。
バレルのエキゾーストポートは“ウロボロス”と同じ技術で、USS(衝撃相殺機構)の付いていないこの銃の反動を可能な限り抑え、精度を高めている。
数ヵ月後、ついにUBALのラボで完成した“ウェスカー専用DE”であったが、その後の行くへは不明。
おそらく最終テストで納品が間に合わず、“ラクーン市滅菌作戦”とともに消滅したと思われるが、開発部の人間が持ち出した、あるいはウェスカー自らが事件前に安全な場所へ移したとの未確認情報もある。
実銃はアメリカ合衆国ミネソタ州のミネアポリスにあるM.R.Iリミテッド社が発案し、イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ社(IMI・イスラエル国立兵器廠)とマグナムリサーチ社が生産する自動式拳銃。.357マグナム、.44マグナム、.50Action-Expressなど使用マグナム弾によるバリエーションがあり、特に.50AEバージョンは今現在も自動式拳銃として世界最強の威力を誇っています。
このDE.50AEを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。新規エンジンを搭載して最強オートハンドガンにふさわしく、よりブローバックの迫力が増しています。暴れるかんじのリコイルではなくスピードもありながらドカッ!っとヘビーな感触。重量も1kgオーバーで、片手で持つと思わず「おッ…」って感じです。またマガジンも改良されて、旧タイプ:15発→新モデル:27発と装弾数も大幅に増加されました。
全長:270㎜ 重量:1100g 装弾数:27+1発
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