トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

"Holy Flintlock pistol"

KTWのエアコッキング/フリントロック・ピストルをベースに「最古の対悪魔銃」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2023年3月号&4月号掲載記事「空想銃製作指南 YURI CUSTOM WORKSHOP」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

その銃はヨーロッパの某宗教国の地下に存在する秘密展示室にひっそりと展示されている。

17世紀に製作されたこの銃は、一説によると時の権力者が"研究のため"に儀式を行い、遠くアラビア半島から召喚・実体化されてしまった悪魔を再び封じるために当時最新の武器であったフリントロック式銃を用いて開発されたものと伝えられている。

フリントロック式のハンマーと当たり金による発火、炸薬による爆発・スムースボア銃身による鉛玉の発射は絶大な威力で、この物理的エネルギーと各部に施された法義礼式による神の力を組み合わせて悪魔に致命傷を与えることが目的とされた。

ベースとなったフリントロック銃はイギリス・ロンドンで製造されたフリントロック式ピストル。

銃身は大聖堂で使用していた十字架を溶かして特注されたカスタムバレル、十字架の横木に見立てて取り付けられたロッドは某宗教国の幹部達が用いた儀式用杖の装飾を流用し、銃の各部には神への聖なる祈りの言葉がラテン語で彫り込まれている。

弱みを持つ人間の心に入り込み、その身体を操るのが悪魔の常套手段であるため、特にトリガー周辺には入念な防御礼装が施されており、使用者が操られて自らや仲間に対して銃を発射しないように対策がなされている。

その最新の物理的威力は使用者側にとっても致命傷となり得る深刻な脅威であったためである。

誤って召喚・実体化された悪魔の力は強大で、当地の某宗教国内部でも相当な人的被害が出たと当時の記録には記述されている。

しかし画期的であった銃火器と神の聖なる力を組み合わせたこの秘密兵器は圧倒的な威力を発揮し、当の悪魔に致命傷を負わせて見事封印に成功した。

悪魔にとっても銃という未知の兵器はまったくの想定外であり、それに上乗せして神の聖なる力が効果的に作用したた為であろうか。

ともあれこれが「悪魔に対して火器を用いた最初の歴史的な例」として記録されており、今もこの聖なるフリントロックピストルはその宗教国の"対悪魔専門機関"によって厳重に保管されているという。

▼ベース:K.T.W.製フリントロック・ピストル

火縄銃(マッチロック)の次の世代となったのが火打石銃(フリントロック)でした。管打ち銃(パーカッション)の登場までの間、18世紀を中心にフリントロックの時代は100年以上続きました。モデルにしたのは1953年にウェストポイントに寄贈された物で、1770年代にジョージ・ワシントン(大統領)銘入りで特注された67口径スムーズボア・フリントロック・ピストルです。
このフリントロックピストルをアンティーク系を中心にマニアックな銃を多数造形化しているKTWがモデルアップ。エアコッキング機構を生かしてハンマーと当り金での発火を経て一発ずつ発射するフリントロック銃の特徴を上手く再現してあります。その特製上もちろん連射性はありませんがエアコッキングガンとしての発射性能は安定しており、外観も中々にリアルであえて古式銃でロマンを求めるユーザーにとっては満足度の高いモデルかと思います(´ω`)

全長:340㎜ 重量:740g 装弾数:12発

KTW フリントロック・ピストル 18歳以上 ハンマー式エアコッキングガン

▼雑誌:月刊アームズマガジン2023年3月号

特集:最新電動ガン実力検証2023
2022年の年末は東京マルイ次世代電動ガンMP5SD6を筆頭にG&GアーマメントのARP9 2.0やCM16プレデターM-LOK、ランサー タクティカルのM-LOKエアソフトM4 AEGなど、電動ガンの新製品が目白押しだった。
月刊アームズマガジン2023年3月号特集では、これら最新電動ガンを集めて、ディテールから実射性能まで徹底的にチェックする。

【カバーガール】山川ひろみ


発売日: 2023/1/27

月刊アームズマガジン2023年3月号

▼雑誌:月刊アームズマガジン2023年4月号

実銃が存在しそうで存在しないでも格好よくて使い勝手のいいオリジナルデザインのエアガンを徹底検証
エアガンが“実銃の模型”である一方で、最近はトイガンメーカーオリジナルモデルやアニメ&ゲームに登場するフィクションモデル(=架空銃)など、オリジナルデザインの製品も人気を博している。本誌巻頭特集では、オリジナリティや見た目のカッコよさだけでなく使い勝手や実射性能にも優れ、なおかつ“実銃で存在していそう”なリアリティを持つオリジナルデザインのエアガンをピックアップ。
デザイン、性能、背景に見えるコンセプトなど、多角的な視点からその魅力に迫ってみる。

【カバーガール】天野里音(あまのりおん)


発売日: 2023/2/27

月刊アームズマガジン2023年4月号

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.