トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

パイソンカスタム"COLT VIPER 2058 H.A.L."

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼バレル

PA(Power Accelerator:詳細は後述) を装着できるようバレルを延長し、スクリュー加工している。
上面には乱反射防止用のセレーションを追加。

○全体にインディ・ブラックパーカーでマットブラック色に塗装。
仕上げはキャロムのジルコニアクリスタルでコーティングしました。
バレル左面には、黒のレタリングシールで「COLT VIPER 2058 H.A.L.」の表記を再現しています。

▼サイト

カスタムサイトの名門アリストクラット社のリブサイトを採用。
フロントサイトにメタルプレートを追加し視認性を強化している。リアサイトは上下左右に調整可能。 ○リアはベースそのままの上下可変式。フロントはリブ付きで、視認面にアルミチップを貼り付けています。

▼ハンマー

リアレスハンマー型を採用。
電子制御のため、通電スイッチのパーツとして機能する。 ○ベースそのまま、メッキ仕上げのリアレスハンマーです。

▼トリガー

ステンレス合金製トリガーに交換されている。トリガーの引きすぎによるスイッチ磨耗を防ぐ為、背面にストッパー付き。 ○ベースそのまま、ストッパー付きメッキ仕上げトリガーです。

▼フレーム(シリンダー)

リボルバーシリンダー型のベースにPMS(Point&Modification System)を装備。ポインターとセンサーを搭載し、一度ポインティングした対象物が射線より多少外れてもセンサーによって弾道を自動修正し、パルス弾を着弾させられる。ポインターの照射調節ボルト付き。 ○ベースの無可動一体型シリンダーに穴あけ加工、アクリルビーズを埋め込んでポインター&センサーレンズを再現。左面の上にはボルトも差し込んでいます。

▼パルス加速器(PA)

バレル先端のスクリューアタッチメントでを装着可能なPA(Power Accelerator:パルス加速器)。“サプレッサー”に似ているが用途はまったく別で、パルス弾の発射速度をさらに高め、近年テロリストなどが使用し始めた「アンチパルス・ボディアーマー(対パルス防弾ベスト)」をもつらぬく貫通力を持たせる。フロントには加速の加減調整ネジつき。

○もともとスクリューキャップだったパーツをベースに、バレル先端に装着可能な「サプレッサー型パルス加速器」をほぼ全てプラ材削り出しでオリジナル製作。本体と同じくブラックパーカーとジルコニアで塗装&コーティングしました。
側面にフラットな切り出し面を切削、作動ランプを透明アクリル材で表現。白のインスタントレタリングで「U.S. HTPU PA FOR H.P. SYSTEM」の表示を入れました。前面下部には金属製調節ボルトをダミーで再現。

▼パルス・カートリッジ

高出力パルス・カートリッジを大幅にカスタム化。大型カートリッジを装着し、エネルギー容量を増やして装弾数は12発、従来の倍近くに拡張。底部にはバッテリー残量が一目で確認できる「パルスインジケーター」を装備。さらに調節ボルトで出力を調整し、対象を死亡させない程度の威力(いわゆる“ショックモード”)にも調節可能。

○着脱可能カートリッジをベースに、プラ材削り出しでオリジナル製作しました。実際にBB弾12発を装填可能。
装着は本体に差込み、取り外しはフロントのリリースボタン(円形金属プレート)を押して取り外しできます。底面フロント近くに金属製調節ボルトを埋め込み、これを回す事で威力調整ができる設定。後部にはエネルギーを本体に供給するプラグを金属パーツで表現しました。

▼カートリッジ内蔵式フラッシュライト

前面には小型高輝度ライトを内蔵し、薄暗い屋内でも戦闘を有利に展開できる。 小型の高輝度LEDライトを内蔵させました。フロントのつまみを回せば点灯、消灯。点灯後にさらに反時計回りに回し続ければ先端のライトユニットごと取り外して電池交換も可能。

▼カートリッジ残量インジケーター

カートリッジの底部には、パルスエネルギーの残量を光で表示する残量ゲージが設けられている。 ○カートリッジ底面に白のインスタントレタリングで「HIGH-OUTPUT PULSE CARTRIDGE」(高出力パルスカートリッジ)の表示。その横にバッテリー残量インジケーターを赤い集光素材で表現しました。残量分だけゲージが光って見えるというイメージです。(満タンなので全部赤いですがw)

▼グリップ

グリップは手にフィットするフィンガーチャネル付きウッドタイプグリップを使用。 フレームのグリップ背面にあたる部分にはチェッカリングを追加している。

○ベースそのまま、未加工です。
きれいな艶のあるダミーウッド樹脂で、コルトの跳ね馬らしきメダリオンが埋め込まれています。底部にはガス注入用の穴。マルイのリボルバーと同じくグリップ内にガスを充填する形式でした。

▼作者コメント

偶然手に入れた珍しい機構を持つ古いガスリボルバーを、映画「ブレードランナー」や「マイノリティリポート」に登場するような近未来SF風の架空銃としてカスタムした作品です。

現在のマルイやタナカのガスリボルバー形式が誕生するより随分前に販売されていた製品らしく、シリンダーがダミーで、着脱式のバレル下パーツに給弾するという大胆な方式。「リボルバーの形でありながらこの給弾方法」というスタイルを何とか生かせないものかと考えたあげく、SF風パルス銃が誕生しました(笑)

設定はもっともらしいハッタリだらけ、各部もハイテク機能なのに調節ボルトがいっぱいというアナログな面も持った楽しいデザイン。
しかしそれでも、確かに近未来的な空気を感じてもらえる良作だったと思います。

2009.6.13

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.