マルイの「ベレッタ・タクティカルマスター」をベースに、ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズに登場するような“特殊作戦専用銃”をイメージしたタクティカルカスタム。
東京マルイ・ガスブローバック2014年、60年代に活躍した伝説の諜報戦闘員“ビッグボス”の活動記録や資料が情報解禁された。
その輝かしい戦歴と共に特に軍事関係者が注目したのは、近接戦闘術「CQC」の存在であった。
かつて大戦中の英雄“ザ・ボス”と、ビッグボスこと“ネイキッド・スネーク”が編み出したこの戦闘技術は、検証の結果、閉所での近接戦闘において実際に圧倒的な威力を発揮する事が実証されたのである。
そこで米軍兵器開発部は、このCQCを関係部隊の基本技術として普及させるべく、独自に研究を開始。この技術に対応する銃器の開発も同時にスタートさせた。
最初にプロトタイプとして製作されたのは、現在米軍内で最も普及している制式採用拳銃「ベレッタM9」をベースとしたCQC対応カスタム。
ユニット式のオプション装備など、仕様の基本理念は現在も特殊部隊で運用されているMk.23“SOCOMピストル”と同じであるが、随所にCQCでの使用を意識してカスタマイズされている。
この製作にあたって参考にされたのは、かつてビッグボスが“スネークイーター作戦”において使用したとされる「M1911A1カスタム」であった。
CQC仕様の特徴として新型の強化スライドを始め、ロングタイプのスライドストップ、ハイグリップと“ナイフ・フィットシェイプ”を設けたカスタムグリップ。そして併せて対応する小型ナイフも試作された。
さらに特殊作戦用カスタムとしては、フレームに増設されたユニット。発射反動を抑え正確な射撃をサポートするコンペセイター、内蔵式レーザーサイト、両手保持用のフィンガーホール、専用サプレッサーに、オプション増設用の20mmレール、着脱可能なライトユニットなどなど、考えらうる機能性を全て詰め込んだ、まさに“特殊戦闘用拳銃”である。
完成した試作品は、かつてのFOX~FOX HOUND部隊の流れを汲む次世代の隠密特殊部隊に試験的に配備され、最低限の装備のみで潜入任務にあたる現役の特殊作戦要員が使用することとなった。
伝説の兵士“ビッグボス”の残したCQC技術、ステルスミッションのノウハウなどと共に、この新型拳銃も最前線での特殊任務・実戦を通して検証され、そのデータは新型開発研究にフィードバックされるであろう。
そして今まさに、その真価を試すべく選ばれた一人の兵士がこの銃を手に、敵地へと潜入を開始した。かつてのビッグボス、そして伝説の傭兵:ソリッド・スネークのように。
彼はまた、新たな伝説の1ページを作ろうとしていた―。
←ライトユニット取り外し状態
手前が“CQC対応グリップ”。
ネジ止め箇所の一切ない、現代的なスタイル。握りこむ形に合わせて程よくシェイプされている。
サプレッサー装着状態→
通常はこの形(+CQCナイフ)でステルスミッションにあたる。
この状態では上部コンペセイターのガスホールは閉鎖され、発射ガスで音が漏れる事はない。
実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している9mm口径の半自動拳銃ベレッタM92F。
その操作性、安全性から世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっています。
このM92Fのカスタム版を、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。元々基本性能が安定してる同社のM9ミリタリーに様々なタクティカルパーツを搭載したモデルです。「都会でのストリート・ファイト」を想定して製作されたというだけあって、本当に実戦的に有効な工夫が随所に見られます。たとえばホルスターへの収まりとドロウを素早くする短いバレル、瞬時に感覚的なサイティングができる3ドットサイト、対象から視線をそらさずに確実なマグチェンジができるロングタイプ・スライドストップなどなど。そして何よりユーザーとカスタム師にとって嬉しいのは通常のM9とパーツの互換性があるってところです(笑)
全長:211㎜ 重量:535g 装弾数:26+1発
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