トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

M1911A1 "Hunk-Custom"

マルイのガスブローバック・ガバメントをベースにバイオハザードシリーズのキャラ“ハンク”専用の銃というイメージでご依頼製作したオーダーカスタム作品。

マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

U.S.S.(Umbrella Security Service/アンブレラ保安警察)所属、ハンク。

同部署での主な任務は“社幹部の警護や施設の警備”という事になっているが、実際には、「社の機密や利益に損害を与えるもの」への破壊工作、ウイルス兵器を含む重要物品の移送など、決して公にはできないような特殊任務も含まれていた。

そんな危険と隣り合わせの任務に就く彼らの中でも一人“死神”の通り名を持って一目置かれる彼は、その経歴も個人的な人間性も、殆どが謎に包まれた影のような男であった。

“死神”の渾名は「仲間が全滅するような過酷な任務であろうと彼だけは生き残る」という過去の実績から付けられた。
その存在が“死神”ゆえ自身は絶対に死なないという意味か、たとえ仲間であっても死を引き込む不吉な男という暗示か…。

しかし彼自身の考えでは、そうではなかった。これまで任務に赴き、死線を越えられなかった者たちは、所詮そこまでの能力しか持たなかったというだけのこと。
彼が生き残ったのは「死神」だからではなく、「それだけの能力を持ち、活路を見出せる人間」であったからなのだ。

彼は、その“ゲーム”を完璧にこなせるプレイヤーであった。自分なりのルールを保ち「マスク」を被れば、常に自分を操作しゲームに赴く、もう一人の自分=プレイヤーになれた。

もちろんこれまでの“ゲーム”で、そのプレイヤーから統一された彼自身に心を戻されそうになる場面が無かったわけではない。例えば任務でトラブルが生じ、間一髪で命を落としかける様な「本能的危機」を感じてしまった時。

だがそんな場面でいつも彼を守り抜いたのは、最後の頼みの綱、彼自身がカスタマイズした拳銃であった。

定番のM1911A1をベースにしているが、この銃には彼なりの“ルール”が形となって詰っている。

クラシカルな段形状のスライド前部は、緊急時にグローブをした手で力をかけずに「引っ掛けるだけ」で引きやすいよう工夫されている。
バレルは延長してネジを切り、装着するサプレッサーは軽量小型のショートサイズ。
サイトの大型化はもちろん、スライドストップのロング化、トリガー交換と圧力調整に抜かりはない。
グリップ上部はチェッカリングを削り取って親指の滑りを良くし、操作系パーツへのアクセスをスムーズにした。
装填するマガジンは増量多弾倉型で、常に予備の携帯も忘れない。
フレーム下にはマウントを増設し、ライトとレーザーサイトを常備している。
またこれだけのオプション装着ゆえかなりの重量になるが、右面にベルトクリップを付け、大型ナイロンホルスターに挿すと同時に縁にクリップを挟むことで、抜きやすさと固定保持力を両立させている。

こうした工夫は、すべて自身が過去に潜り抜けてきた修羅場での実体験を元に、彼なりに積み重ねて形にした“ルール”であった。

同時に、そのルールを形にした拳銃を帯び、常にそのスタイルに忠実であったからこそ、どんな状況であっても生き残り、ついには“死神”の渾名を持つに至ったのである。
このカスタム拳銃は、つまりそんな彼の「生き様」そのものであった。

アンブレラ社が崩壊し、世界が次なるステージへ向かう現在、“死神”の行方も杳としてわかっていない。

しかし今も彼が健在であり、何処かで命を賭した任務に就いているのであれば、片手には必ずやこの「生き様」が握られているであろうことは想像に難くない。

▼ベース:東京マルイ社製M1911A1コルトガバメントモデル

実銃は銃器メーカーのコルト社によって軍用に開発された大型自動拳銃。1911年にアメリカ軍に制式採用され、軍用拳銃として後継となるベレッタM92Fが制式採用されるまで、実に70年以上にわたってアメリカ軍の制式拳銃として使用されました。.45ACPという大口径弾を使用するこのモデルは、威力の大きさと信頼性の高さから現在も未だに愛用者が多く、20世紀における世界各国での自動拳銃開発に対しても非常に大きな影響を与えた傑作自動拳銃です。
このガバメントを性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイが待望のガスブローバックモデルとしてモデルアップ。先にハイキャパシリーズで培った.45口径らしいハードリコイルと安定した動作性をそのベースモデルであるガバメントとしてしっかり再現しています。ガバ独特の薄く握りやすいグリップとカッチリまとまった造形がいい感じで、その射撃アクションの反動は予めわかっていてもやはりビクッとしてしまうくらい強烈ですw

全長:218㎜ 重量:798g 装弾数:26+1発

No20 M1911A1 コルトガバメント (18歳以上ガスブローバックガン)

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