トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

M9 BAYONET -U.B.C.S.model

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼ブレード

強度に優れた頑丈な片刃のスチールブレード。
ベトナム戦時に制式装備として使用された「M7銃剣」が多湿によって刃が腐蝕され折れたという教訓を受け、M9のブレードにはフッ素コーティングが施された。先端付近にはシースの突起と組み合わせて鉄線を切るワイヤーカッター用の穴が開けられている。また、背には「ノコ刃」としてひき切るためのセレーションも設けられた。
M9の製造はバック社、フロビス社、オンタリオ社など数社が行っているが、この個体にはフロビス社製造の刻印が確認できる。

○プラ製キットのブレードを塗装しました。
全体にフッ素コーティング風のマットグレー塗装。刃のエッジ部分にはシルバー塗装で塗り分けしています。

▼ヒルト(鍔)

ヒルトにはM16系のアサルトライフルの銃身に通す固定用の穴が開いている。また、ブレード付け根付近には「栓抜き」用の凹みが設けられており、これは兵士が戦地の日常でも「ツール」としてこのナイフを使えるよう工夫された部分でもある。

○ブレードと同じく艶消しグレーに塗装しました。

▼グリップ

細かくチェッカリングが施され、グリップ力に優れる持ち手。
柄の先端部分にワンタッチで銃剣として着脱固定できる金具が取り付けられている。

○艶消しブラックに塗装し、組み上げました。
アリイのこのプラキットは「接着剤を使わずネジだけで組み立てられる」と説明されています(実際には強度が心配な場合は接着することもあるんですが^^;)ので、それに従いしっかりと固定。
先端金具も板バネを内蔵して、実際に着剣の際に可動する機構を再現しています。

▼シース(鞘)

正式品に手を加え、U.B.C.S.のロゴメダリオンを埋め込んだ鞘。
強化樹脂製で、ベルトを通して固定するためのベルトループや、先端には缶切り、ワイヤーカッター用の突起、マイナスネジなど、各種ツールがが一体型でデザインされている。
鞘の隅には、元の持ち主が彫り込んだと思わしき手彫りの「No.568」の跡が残っていた。

○ABS製キットを組み立て、小型のU.B.C.S.ロゴマークを埋め込んで、手彫りで刻印を彫り込みました。

▼作者コメント

一昨年製作したオーダーカスタム作品の一つです。
ご依頼主さまが『3』のジルのコスプレをされるということで、その設定で製作させて頂きました。

公式には『3』でジルが使ったナイフは両刃のダガーナイフ型で、M9ナイフを使ったのは『1』のクリスだったようですが^^;。
当時、現場に壊滅したU.B.C.S.部隊がいたのは確かなので、残された装備としてこのナイフ一本くらいはあってもおかしくなかろうかと。

シースにメダリオンを入れただけのなんちゃってカスタムですが、先のM36リボルバーがジルの「正義と規範の思い出」であるなら、このナイフは彼女の「サバイバル本能」を表すモノ。ラクーン市でのジルのサバイバルストーリーを想像してみるにはけっこう良いアイテムだと思います^^

2010.2.27

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