トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

▼バレル（全体）

専用に製作された変形オクタゴン（八角形）カスタムバレル。
操作系のボタンなどは一切ないが、内部には後述の最先端技術を駆使した高機能を内蔵している。
一見すると重量がかなり増しているようにも見えるが、素材は軽量強化樹脂を使用している為、従来品リボルバーランチャーと比べてさほど増加はしていない。

○ベースの円筒形のシンプルなバレルにABS樹脂（芯にはMDF材）を張り合わせて延長し、削って削ってオリジナル製作しました。
マルシンの「アンリミテッドリボルバー」をモチーフに、とのご依頼でしたので、外観デザインはそれを参考に制作。
普通にアンリミが「デカくなっただけ」にも見えるかもしれませんが、強度・大きさによる加工面積・仕上げ・ベースレールの露出などなど、ものっすごく苦労しました(；´д｀)

▼バレル（機能）

内部には、弾頭の投擲距離や爆発するタイミングさえもコントロールする管制システムを内蔵しており、同時開発された「コンバットスキン」と呼ばれる最新型戦闘ウェアと連動して“脳感覚と直結して”操作することができる。（そのため表面に操作系スイッチなどが無い）
上部には拳銃と同じく燃焼ガスを逃がして発射反動を抑えるコンペ機能も付加されている。

○描いた設計図面を元に、プラ材をうまく張り合わせながら段形状、ガスポート部分、排熱孔などの各部を立体的に表現しました。全体に近未来的イメージで。…ところで「ガスポート」ってデザイン上付けたけど、元々グレネード弾って反動はあまり無いものなのかしら？

▼20mmレール

上下にロングサイズ、左右側面にショートサイズの20mmレールが増設されており、レーザーサイトや目視照準可能なドットサイトなどの各種パーツを搭載可能。
何らかの理由（コンバットスキン未装着など）で内蔵管制システムが使用できない時には、これらのオプション光学機器が特に重要になる。

○上下はライラクス製の市販レールパーツ（金属製）をボルト止めで装着。側面のショートレールは、元々ベースバレルに装着してあるレールをそのまま露出するように製作しました。コレがまたややこしかった！

▼シリンダー

ベースに使用された従来型のリボルバーランチャーの回転弾倉。この部分は無加工と思われる。40ｍｍ径のグレネード弾を6発、セミオートで発射可能。 ○ベースそのまま、無加工です。

▼トリガー

○CAWから発売されている「40mmモスカート」はそれぞれ、BB弾30発・60発・168発を装填できる発射用モスカート、それからリアルな外観でガスだけ噴射できるダミーグレネードカートの4種類があります。今回ご依頼主さまが発射テスト用として一発お送りいただいたのは60発仕様でした。あの発射弾数はハンパないです＾＾；　“BBシャワー”とはよく言ったもんだ…ｗ

▼グリップ・周辺操作系

グリップは従来品と同じく樹脂製の軽量グリップ。
上部には親指で押してシリンダーをブレイクオープンさせる「キャッチボタン」、側面にはセイフティ（安全装置）ボタンが配されている。

○全てベース品そのまま、無加工です。