トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

M93R"SAMURAI EDGE-STYLE"

KSCのM93Rをベースに、ゲーム「バイオハザード」シリーズの世界観でオリジナルのキャラクターが使用する専用銃、というイメージのご依頼で製作したオーダーカスタム作品。

マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

アレックス・デュラン―。
1998年当時22歳、S.T.A.R.S.結成当初から「補欠要員」として訓練と勉強を続けていた彼だったが、クリスら第一線隊員の才能と能力にはどうしても一歩及ばず、悩んでいた。

しかし「人一倍の努力家」の彼は、あくまでチームに加わることを目標として諦めることなく努力を続けた。所長はじめ同僚もそのひたむきな姿勢には一目置いていたという。

洋館事件発生直後、ほぼ壊滅状態であったS.T.A.R.S.は急遽「デルタチーム」編成を計画していた。
それまでの努力が認められ、ついにポイントマンとして採用され、専用拳銃「サムライエッジ」を所長より渡される。しかし正式にデルタチームが結成される前に、ラクーン市内でウイルス流出事件が発生。ついには核攻撃で街そのものが消滅し、彼は職を失ってしまった。

地獄の3日間を生き残った彼は米政府にその能力をかわれ「生物兵器関連事件に精通したエージェント」として採用された。これは同じく採用されたレオン・S・ケネディと同時期であり、一警官から抜擢されて「卓越したサバイバル&戦闘の才能(&ビジュアル)」を持つレオンにはとてもライバル心を燃やしているといわれる。

数年後レオンに負けじと猛訓練を終え、各地に飛び回ることとなったデュラン。しばらくは使い慣れた「サムライエッジ」を使用していた彼だったが、本格的に任務をこなすにあたって新たな銃を必要としていた。

デュランが新たな装備として選んだのは「ピエトロ・ベレッタ社製M93R」。これは彼の実地での経験と、今後遭遇するであろう可能性を熟慮した上での選択であった。

ラクーンシティ脱出時、ゾンビ程度ならば頭部への一撃で制止することができたが、タイラント等のいわゆる大型B.O.Wと対峙した際、明らかな火力不足に陥っていた。

また任務の一環として要人護衛等を行う可能性もあり、護衛中にライフル等で武装した集団に襲われた際に通常のハンドガンでは限界がある。しかし各地を飛び回ることを考えると、大型火器を常に持ち歩くわけにはいかない。

そこで彼は拳銃サイズでありながら「サムライエッジ」以上の火力を備えたM93Rを選んだのだった。通常時はセミオートで確実な射撃。緊急時には3点バーストで目標を殲滅する。

M93Rを手にしたデュランだったが、長年「サムライエッジ」を使用していた彼には違和感があった。
そもそも彼が長年使用していた「サムライエッジ」はM92Fをベースにガンスミス「ジョウ・ケンド」が苦労の末ようやく完成させたカスタム銃であり、同系統とはいえ出来合いのM93Rに違和感を覚えるのは無理もないことであった。

そこでデュランは、兼ねてから噂を聞いていた「YURI CUSTOM WORKS」へカスタムを依頼。 その依頼内容はもちろん「M93Rを“サムライエッジのように”カスタムする」ことである。

製作はデュランの詳細な希望仕様に沿って進められた。
スライドは超超ジュラルミン製ブリガディア(強化)タイプ。フロントにはセレーションを追加し、サイトシステムも3ドット式に変更された。
バレルにも腐食耐性に優れたブルーイング処理を施し、フォアグリップ・トリガー・マガジンキャッチボタンも滑らかな操作感覚を目指して磨き上げたステンレス製パーツに交換された。

ベース性能を活かし強化に重点をおく事で「サムライエッジ」以上のパフォーマンスを要求したこの銃は、試作・試用期間を経て無事デュランの手に渡り、彼は常にこの「M93RSEカスタム」を携帯して数々のミッションをこなすこととなった。

ブラックマーケットを通じて生物兵器が世界中に拡散する今、要人護衛、BSAAと協力してB.O.Wの調査・殲滅任務と、活躍の場は広がっている。

▼ベース:KSC社製ベレッタM93Rモデル(07ハードキック)

実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が1977年に開発した対テロ用マシンピストル。
セミ・3点バースト(3発)の切り替え発射が可能で、折りたたみ式のフォアグリップを標準装備。3点バーストの火力と非常に早い連射サイクルで命中精度にも定評があります。ちなみにこのモデルは民間には販売されておらず、公的機関から注文があった場合のみ納入される特殊な銃です。
このM93Rを、リアルな造形とクオリティの高い機構再現で定評のあるKSCがモデルアップ。過去にもいくつかのM93Rを生産しているKSCですが、ブローバックの切れの増した内部メカ「システム7」を搭載したM93R Ⅱとして最近新発売になったものです。その売り文句どおり、撃ったときの衝撃と迫力は素晴らしく、気温の高い夏場では相当楽しめると思います。ただトイガンとしては「3点バースト」は再現されておらず、単発かフルオートの2択。雰囲気を楽しむためには3発でトリガーを離して手動でバーストさせましょうw

全長:248㎜ 重量:1040g 装弾数:32+1発

M93R-II HW 07HK (18歳以上ガスブローバック)

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