トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

PYTHON 6in"黒雪"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼ブレード

日本の南北朝時代の作とされる古刀を打ち直し、改造した専用ブレード。一説には“空を飛ぶ天狗を斬った”と伝説の残る「天狗斬(てんぐきり)」ではないかとの噂もあり、それが事実であるならば本来国宝級の価値を秘めた貴重な一振りである。
銃とは別個に着脱可能であり、研ぎなおしたりメンテナンスすることも可能。
後端は「折れ刃」と名づけられた特殊な形状をしており、鍔競り合いやもつれ合うような超近接戦闘において威力を発揮する。

○コスプレ用に市販されている木製の模造刀をベースに、研磨・整形し直しました。「折れ刃」部分はプラ板材を接いで製作。
現代カスタムナイフのような黒染め風に刀身をマットブラック塗装して、刃部分のみステンレスシルバー仕上げにしています。

▼バレル

スクエア型の専用形状カスタムバレル。6インチサイズで、下部にブレードを挟み込むスリットが入っており、計3本の直径8mmボルトで固定する。
左側面に「KUROYUKI」の刻印が彫り込まれており、そのほかに刻印の類は一切見当たらない。パイソンバレルの「ベンチレイテッドリブ」はそのまま残っている。

○ベース品のバレルを削り込んで、プラ板材を貼って製作しました。実際にブレードを差し込んでボルト固定できるように加工したのでちょっぴりややこしかったです(´ω`)ちなみに上二つのボルトは飾りのダミー。ボルト止めはメカニカルなイメージを持たせるためにワンポイント的に使用しました。

▼サイト

フロント/リア共にノーマルそのまま。 ○同上。リアサイトは上下左右に微調整可能です。

▼シリンダー

.357マグナム弾薬を6発装填。組織の技術によって、使用者の基本属性である「凍結」のほか、一発ごとに「嵐」・「雨」・「晴」・「雷」・「雲」・「霧」の異なる種類の「炎」を込めることができ、しかも偏りなくそれぞれの能力を発揮できる。 ○炎を込めることはできませんが、6mmBB弾を14発装填することができます。タナカ独自の「ペガサスシステム」なので、このシリンダー部分にガスを注入する仕様。スイングアウトしたときに後面に見えるカートの尻はダミーです。

▼目貫飾り

雪の結晶を模った銀の目貫。
黒一色のグリップの中央に取り付けられている。「黒雪」の銘を象徴するほか、所有者の『炎』の基本属性が“凍結”であることも同時に表現している。

○市販の飾りパーツの一部を削って流用しました。金属製。

▼グリップ

銃把でありながら、日本刀の柄拵えに仕立てられたグリップ。
柄巻きの内部(左右と前面)に分厚い牛革が使用されており、ブレードを使った斬撃のショックをある程度吸収するよう設計されている。
グリップバンパーにあたる底部も鉄製の柄頭を模して造られており、この部分で強力な打撃も行える。

○樹脂粘土を使って牛革風のグリップパネル&アダプターを製作。
鮫革風の合皮を貼り、綿柄糸を日本刀様式に巻いて柄拵えを再現しています。ベースがタナカ製ペガサスリボルバーなのでグリップ内部にタンクがなく、したがってグリップをスリムに握りやすく仕上げることができました。

▼鞘(さや)

銃にブレードをつけたまま佩けるように作られた、特異な形状の専用鞘。
刀の「鯉口」にあたる部分が大きく開いた形状のため、抜刀/納刀時に下手をすると自分の手を切ってしまうことにもなりかねず、かなりの技術を要する。鯉口付近には滑り止めと握りやすい厚みを兼ねて、牛革製のカバーが巻かれている。

○刀身と同じく、コスプレ用の木製模擬刀の鞘を加工・流用して製作しました。
前ページの「納刀状態」の写真のとおり、銃と鞘が一体化するようにデザインしたので、刀を納めるとめちゃめちゃカッコイイです(´ω`)

▼作者コメント

最初の「概要」ページにも述べたとおり、いつかは造りたいと考えていた“和風ガン・ブレード”です。
先の『稲光』で純粋に銃として和風リボルバーカスタムを製作しましたが、今回はさらにド直球で銃と刀を組み合わせたデザイン。

家庭教師ヒットマンREBONE!の世界観で~とご依頼頂いたときは設定とどれくらい馴染むだろうか…?とちょっぴり不安も感じましたが、実際に原作コミックを読んでみるとけっこう武器も能力も「何でもアリ」な世界観だったので、意外に違和感なく設定も設けられたかと思いますw

作者としてデザイン・設定共にバランス良く、イイ感じに仕上げられたと思える作品です。

2011.8.18

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