タナカ・パイソン6インチモデルをベースに、PPC(Practical Pistol Course)マッチカスタム風にアレンジしたオーダーカスタム作品。
タナカ・ガスリボルバープラクティカル・ピストル・コース(その他ポリス・ピストル・コースなど色んな名称がある)。
70~80年代に米国で流行した射撃競技で、5~50m程の距離(移動は無し)で様々な姿勢から的を撃ち、その合計得点を競うというもの。
ノーマル銃・カスタム銃それぞれの部門が存在したが、特にこのカスタム銃部門用に独自のスタイルでカスタムされたものが『PPCマッチカスタム』と呼ばれる。
当時を知る銃愛好家はもちろん、当時を直接は知らない世代にも、その力強いシルエットや造形的な魅力ゆえに、未だに根強い人気がある。コミック「トライガン」の主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃もこのPPCスタイルに近いかもしれない。
リボルバー拳銃の『PPCマッチカスタム』の主な特徴としては、
・バレルの厚みと重量を増すことによって射撃時の反動を押さえ安定させる“ブル・バレル”(円筒形・スクエア形など様々なバリエーションがある)。
・フロントサイトとリアサイトにかけて前後一直線につなぐ“リブサイト”。バレルとの間にわずかな隙間を設けることでバレルの熱膨張による誤差を防ぐ。
・サイドウイング付きフロントサイト
など。
シリンダーオープン状態。
今回のベース銃はタナカのペガサスシステムなので、シリンダー内部にガスタンクがある。ガス注入口は後ろ。BB弾(最大14発)は前から装填する。
今回のPPCマッチカスタムは、溝入りのスクエア・タイプスタイル。デザイン的にもまったくの平面より野暮ったさが無くて良し。
実銃は1956年にコルト社が開発した.357口径の大型リボルバーで、仕上げの高級さと高価格から「リボルバーのロールス・ロイス」とも呼ばれています。構造上多くの手作業での調整と念入りな仕上げを施された、まさに「熟練の技による名銃」。
このコルトパイソンを、独自の“ペガサスシステム”でリボルバーにも定評のあるタナカがモデルアップ。「6インチ」モデルは長銃身による高い命中精度と迫力の外観を兼ね備えたベーシックなサイズです。トイガンとしての機能もペガサスシステム(回転シリンダー部分にガスを注入する方式)による装弾数とも相まって、かなりイイ感じ。シリンダー中心の重量バランス・HW樹脂のどっしりした重量感も、今回の「剣×銃」の大型武器のベースとして最適だったと思います。
全長:292㎜ 重量:940g 装弾数:14発
Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.