トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

Samurai Edge "Wesker-model"

ゲーム「バイオハザード」シリーズに登場する悪役アルバート・ウェスカーの専用カスタムガン“サムライエッジ・ウェスカーモデル”を、個人的趣味でイメージ再現してみた試作カスタム。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

1998年6月。
アメリカ中西部、ラクーン市警の特殊部隊「S.T.A.R.S.」に新制式拳銃が納入された。

ベレッタM92FSをベースとしたこのタクティカルガンを製作したのは、サンフランシスコ市郊外でカスタムガンショップ「KENDO」を営んでいるガンスミス“ジョウ・ケンド”。

ケンドはサンフランシスコ市警で長年SWATを経験し、その技術と知識を買われ、数年前までS.T.A.R.S.の戦術トレーナーとして招かれていた。そして契約期間を満了したあと再びガンスミスとしての生活を送っていた彼に、ラクーン市警から製作依頼があったのだった。

依頼から製作、トライアル期間と試用期間を合わせて約二年。
納入された制式拳銃は、東洋の刀を思わせるスライド側面のラインと、日系人であるジョウ・ケンドにちなんで「SAMURAI EDGE」と名付けられた。

サムライエッジ制式採用後、S.T.A.R.S.アルファチームのメインメンバーであるアルバート・ウェスカー、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、バリー・バートンの4名は、このカスタムガンに更に各自の「独自の思想」を加えた改造をケンドに依頼する。
そのうちの一人、S.T.A.R.S.隊長「アルバート・ウェスカー」。

生物工学に精通し、その知識を陸軍に買われて技術将校となり、民間企業の要職を経てS.T.A.R.S.中心人物として抜擢されたという異色の経歴を持つ彼には、二つの側面があった。
一つはS.T.A.R.S.総隊長としての表の顔。そしてもう一つは“アンブレラ社秘密工作員”としての裏の顔である。

頭脳派の彼は直接的な戦闘よりも“隠密行動”を得意とし、そのためのカスタムをケンドに依頼した。

スライドは標準仕様パーツに黒染めを施したブラック・スライド。

誤作動防止テイクダウンレバー、スムース・ステンレストリガー、ロングスライドストップレバー、ワイドマガジンキャッチボタンなど、各パーツは特別製のシルバー仕様。いずれも競技用カスタム並に「正確な射撃と確実な動作」をサポートする構成である。

超鋼ジュラルミンから削り出された専用フレームは非常に特徴的で、スクエアータイプトリガーガード、ビーバーテイル、グリップ前後のチェッカリングなど、ここでも精密で正確な射撃を意識している。

さらにこのフレーム下部には専用「レーザーサイト&フラッシュライト」モジュールと専用サプレッサーを装着する為のレールが設けてあり、いずれもワンタッチで素早く着脱できる。

このレールに装着するLAMモジュールはスイッチ式で、高輝度フラッシュライト、レーザーサイトは可視光レーザーと不可視赤外線レーザーの二種類を搭載した非常に豪華な仕様。

フレーム固定式のサプレッサーも含め、これらのオプション品は“秘密工作員”として時には暗殺も厭わないウェスカーならではの装備であったが、これらは実際にはアンブレラ社を通じてケンドとは別所に発注されており、ケンド自身はまったく関知していなかった。

制式ノーマル型の納入後、「2ヶ月で4人分の専用カスタム」という無茶な依頼を半ば無理矢理引き受けさせられたケンドであったが、このウェスカーモデルには一番泣かされた。(バリー型は既にトライアル品としてほぼ完成していた。)
他の3名分も合わせてその2ヶ月間は殺人的な作業量で、末期には工房で「亡くなった祖父の姿が見えていた」と後に語っている。

かくして完成したウェスカーの専用銃は、皮肉にもラクーン市そのものを壊滅させることになった事件においても如何無くその「性能」を発揮した。
秘めた強烈な野望ゆえ、他者をまったく信用していなかったウェスカーだったが、もしかするとこの銃は彼が自身以外に唯一信頼できる相棒であったのかもしれない。

▼ベース:東京マルイ社製サムライエッジ・スタンダードモデル

実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している9mm口径の半自動拳銃ベレッタM92F。
その操作性、安全性から世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっています。
このM92Fを元に、カプコンがゲーム「バイオハザード」に登場する特殊部隊S.T.A.R.S専用銃「サムライエッジ」として発表した銃を、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。ガスBLKガンとしてスタンダードで安定した性能の同社M9ミリタリーをベースに、ロング-スライドストップやブリガディア-スライドなど、よりタクティカルなパーツ構成。更にノバックタイプ・サイトや専用ハイブリッド-グリップなど、このモデル限定のパーツも装備されています。特にグリップを中心にしたカラーリングがとても綺麗で、いかにも「専用カスタム」といった雰囲気がカッコイイです。

全長:216㎜ 重量:755g 装弾数:26+1発

No11 サムライエッジ スタンダードモデル (18歳以上ガスブローバックガン)

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.