トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

Glock26AD custom "蒼龍太刀拵え"

~各部カスタムポイント

■この文字色の文は設定です。空想設定なので実際の素材・機能とは異なります。

■この文字色の文は実際のトイガンとしてのカスタム解説です。

▼スライド

側面が鮮やかなメタリックブルーのスライド。両面にかけて悠々と空を舞う蒼い龍が蒔絵で描かれている。地はシルバー仕上げ。
バレルはブラックで、スライドとのコントラストを強めている。

○キャロムシルバーで下塗り後にメタリックブルー塗装。側面の模様はシール貼りです。バレルやサイトは未塗装のノーマルパーツ。
敢えて青地に色みの違う青の龍模様を入れて、「側面」を意識させるようにしました。他面のシルバーとの対比があるので同系色でまとめた側面がかえって強調され、見た目にインパクトを与えるデザイン的処理です。

▼ブレード

フレーム下に装着された近接戦闘用ブレード。日本刀と同じく打ち鍛え、研ぎによって魂を吹き込まれた切れ味鋭い刃。

○プラ素材でオリジナル製作。もちろんダミーで刃は付いてません。
日本刀をイメージして丸みのあるブレード形状にしました。レールへの固定部分のデザイン(三つ穴とか)にはちょっとSFっぽさも持たせて、本体との融和性も持たせています。
固定はレール部分への嵌め込みと、トリガーガード前部でのネジ固定。
カラーリングはスライドを強調するために、敢えてフレームと同系色の艶消しブラック(エッジはシルバー)に仕上げています。

▼グリップ

黒色の平紐をしっかりと組んだ柄糸拵え。地には白の鮫革風素材を使用しており、両側面には「龍」の飾り金具が配されている。オーソドックスながらしっかりと和を表現している特徴的なグリップ。

○フェイクレザーと平紐を使って日本刀の柄拵えにしています。
トリガーやマガジンキャッチボタンといった可動部分にはぎりぎり干渉しないように巻いてあるので、実用性は損ねていません。(分解は少し難しいですが;)
飾り金具は金属製。
意外に握り心地もしっかりしていて、この銃を持てば、刀の持ち手部分の実用性を肌で感じられますw

▼作者コメント

既存のカスタムスタイルから離れて「自分なりの外装カスタム」を模索し始めた初期の頃の作品です。

ネットでたまたま見かけた「カスタムハンドガン・コンテスト」を見て、コレだ!と応募を決めて製作。会場のお店が大阪で持ち込みオンリーだったために、持っていくまで他にどんな作品が出品されるのか、どんな雰囲気なのもまったくわかりませんでした。
が、「外装カスタム」のコンペなので、まずは目を引く“オリジナリティ”とインパクトが重要と考え、少々悪趣味なほどのスカジャンのような(笑)オンリーカスタムが完成。
狙い通りその印象深さは受け止めてもらえたようで、めでたく最優秀賞を頂きました。

今見ると、まとめ方や細かい仕上げに冷や汗が出る部分もありますが(汗)、その後の製作の道すじと弾みを貰った思い出深い作品です。

2009.6.30

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