マルシンのXカートリッジリボルバーM36をベースに「サイバーパンク探偵の護身用リボルバー」をイメージして製作したワークショップカスタム。
※今作品は月刊アームズマガジン2023年5月号&2023年6月号掲載記事「空想銃カスタム指南 YURI CUSTOM WORKSHOP 2nd SEASON」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。
マルシン工業・Xカートリッジリボルバー俺は"K"。私立探偵だ。
業務内容は主に人探しだ。ただしこのご時世、探すのはその体(ボディ)だけじゃなく電脳世界に逃げ込んじまったり事件に巻き込まれて幽閉されちまった"意識"の方だったりもする。
後者の方だと事態はちょっとややこしくなる。まずは体を探し出して確保、その上で電脳ネットワークに侵入してご本人を探さなきゃならない。
仮にそれがスムーズにいったとしても、現実世界に戻った瞬間に問題が待ち構えてることだってある。例えばいま、この対象者をずっと狙ってた物騒な方々がこの建物に殺到してるこんな状況だ。
そんなとき頼りになるコイツを紹介しよう。
ベースは旧時代のリボルバー拳銃・M36。38スペシャル弾を5発装填できる骨董品で、サイズも小さいので持ち運びには便利だ。
で、まずはグリップに生体認証装置を仕込んである。万が一コイツを紛失して犯罪に使われたりなんかすると一発で探偵の資格停止。すぐさま路頭に迷っちまうからな。
次に銃の表面にアレコレ表示されてる情報表示。これは特殊印刷技術で、銃の状態に合わせて表示が変わる。例えば残弾数・ハンマーロックの状態、各パーツの損耗率なんかが銃の表面を見れば一目で確認できるわけだ。
それは通信技術を使ってスマートグラス(情報表示機能付きアイウェア)にもリンクされてる。だから戦闘時に必要な情報は銃を構えながらでも確認できる。
このシステムは銃の照準ともリンクしててバレル下のレーザー測定器の照準情報をグラスに表示してくれるから、銃のサイトを覗き込まなくても着弾位置がわかっちまう優れモノだ。
だがいくら銃の照準が正確でも、いま目の間に現れたようなあきらかに全身サイボーグ化しちまってるイカレ野郎に普通の38口径弾じゃまったく意味がない。特に4発撃ち切って今みたいに残り一発のチェックメイト状態だと完全に詰んでる。
シリンダー位置表示は赤色の「ラストバレット」…で、切り札のコイツだ。
引き金を引くと特殊合金サイボーグ野郎の胴体が吹き飛んだ。5発のうち最後の1発は「.38口径・対強化義体用炸裂弾」。命は助かったがこれで1週間は極貧生活決定だ。
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果たしてどのショップが1位になるのか?!
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