トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

"ARMOR BRAKER"

マルイの10禁エアコキP7M13をベースに「ボクシングスタイルでアーマー装備の敵を殴りつつ9ミリ徹甲弾をゼロ距離で撃ち込む銃撃格闘専用銃」をイメージして製作したオリジナルカスタム。

※今作品は2022年11月5日開催のアーマー祭2022にて協賛品として提供させて頂きました。

東京マルイ・10歳以上用エアコッキングガン

▼STORY(設定)

10.5ミリ厚の超硬度合金製ナックルがアーマー装甲をアルミ缶みたいに潰し、9ミリ口径アーマーピアッシング弾がそれを突き破って内部の肉体を破壊する。

ナックル一撃につきAP弾1発の発射。撃ち込むごとにそこそこの衝撃が伝わってきてるはずだが肘から先のメカニカルアームの衝撃緩衝装置がその殆どを相殺してくれる。

かがみこんでボディに右フック左フック。間髪入れずに心臓を狙った胸部への右ストレート。

俺に最初に襲い掛かったアーマー装備のマフィア野郎は口から血反吐を吐いて崩れ落ちた。

なんでこんなことになってるかだって?

2年とちょっと前、俺はプロボクサーだった。

映画みたいな話だがプロボクシング業界とマフィアの癒着は実際にあって、映画みたいな話だが俺の試合に八百長の依頼があった。…いや、依頼というか脅迫付きの要求だ。

だが俺は断った。そんな要求吞んだが最後おそらく骨までしゃぶられるだろうし、誇りとか魂みたいな理由も多少はあった。

既にそこそこのファイトマネーを稼いでいた俺はその金でボディガードを雇った。だがそのボディガードが運転する車にトラックが突っ込んでくるのは防げなかった。

アーマー装備のメカ野郎に事故車から引きずり出された俺は麻酔なしで両腕を切断され、目の前で妻と子供を殺された。

後ろからの殺気を感じて、崩れ落ちたデカブツの後ろに回って盾にする。

弾が当たるたびデカブツを通して衝撃が伝わってくるが、アーマー装備のデカブツは硬いから弾丸は貫通しない。

ナックルを普通に拳銃として撃って確実に一人ずつ仕留めていった。この1年は殴るより射撃を重点的にトレーニングしたのだ。

いよいよ目標のあいつだけになった。向こうも撃ってくるが冷静さを欠いているせいでほとんど当たらない。スライド後端のコッキングインジケーターを親指で触って確かめる。二丁ともまだ1発ずつは残っている。

ゆっくり近づいて行ってワンツーで殴ると同時に引き金を引いた。アーマー装備でない生身を殴ると後が大変だ。

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.