トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

DETONICS.45カスタム "Khristos"

マルイのデトニクス.45をベースに、過去作『クウェデューのリボルバー』と同じ世界観で、『騎士団の標準護身拳銃』というイメージで製作したオリジナルオーダーカスタム作品。

マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

ハンガリー共和国。この中央ヨーロッパの小さな内陸国には、『騎士団』と呼ばれる特別な組織が存在する。

正式結成されてまだ50年も経たない比較的新しい組織だが、その目的は古来から続く人類と闇の眷属との戦い。すなわち“対吸血鬼集団”である。
その名前から古風なイメージでとられやすいが、実際は最新銃火器で武装した現代的組織といえる。

組織には一般団員のほか、精鋭部隊である特殊任務局などの戦闘部隊、またその性質上“対吸血鬼”に特化した装備や研究が不可欠なため、研究局、兵器開発局、医務局も持つ。

これら全ての部門に共通して配備されているのがこの『ハリストス』と呼ばれる護身拳銃である。
ハリストスとはキリストの発音違いで、吸血鬼に対する神の加護=御守りとしての意味を持つ。

全長178mmのコンパクトガンで、.45ACP弾薬を6+1発装填可能。
この銃の一番の特徴は、スライド前後にアイアンサイトが一切付いていない独特のスタイルにある。これは吸血鬼の反応速度が圧倒的に速いため、「狙って撃つ」ような銃器は近距離では実質的に意味がない故である。

そのため第一に携帯性に優れ、緊急時には迅速にホルスターから抜き撃ち、まず敵を近くに寄せ付けないことを目的として開発された。(ハンマーがスパーレスハンマーに近いデザインなのも、ショルダーホルスターから引き抜きやすく、連射に優れるため。)

この吸血鬼に対するセルフディフェンス方法の考え方は騎士団全体に共通しており、医務局職員から、たとえ特殊任務局の体格の良い精鋭隊員であっても、装備している拳銃はこのハリストスで全て統一されている。

全体にカラーリングはシルバー、グリップは白。グリップは特に薄くスリムな専用グリップで、左面にのみ騎士団によく用いられる十字架をモチーフとした意匠が彫り込まれている。
スライドやトリガーガード前面にも十字の溝が彫られ、対吸血鬼銃であることを象徴したデザイン。

トリガーガードは角型で、内部にはクリスタルを用いた小型の「生体認証セキュリティシステム」とも言うべき機能が内蔵されている。これは石が記憶した“複数の条件”に一致しない者がトリガーを引くとすぐさまロックがかかるシステムで、この銃が逆に騎士団関係者に対する威力とならないように配慮されている。

この超小型防御システムをはじめ、銃の設計・製作は全て騎士団内の兵器開発局で行われた。(ちなみにこの開発局の局長はクウェデューの対吸血鬼マグナムリボルバーも開発した)

最新の技術を注ぎ込み、徹底して“騎士団関係者を守る”というコンセプトの元に開発されたこのハリストスは、その運用も含めまさに『騎士団全体を守る最後の防衛システム』とも言える銃なのである。

団員はこれを常に身につけ、とっさに抜き撃てるように月間最低400発の射撃訓練(ホルスター収納からのドロウ射撃)を義務付けられている。これは非戦闘員である研究所員らにも徹底されている。

▼ベース:東京マルイ製 デトニクス.45(限定フレームシルバー/右画像は通常品)

実銃(ベース銃)は1970年代後半に米国デトニクス社が開発した「デトニクス.45」。
コルトガバメントの.45ACP弾による威力と同時に携帯性を極限まで追求したコンパクト拳銃で、バレル長は3.5インチ。(ちなみにノーマルガバは5インチ)
このデトニクスを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。スライドが短いので連射速度が速く、専用ブローバックエンジン内臓でリコイルの迫力もバッチリ。手のひらにすっぽり収まるコンパクトサイズながら、しっかり狙って遊べる命中精度は、さすがマルイ。「フレームシルバー」はバリエーションモデルのひとつで、フレームや操作系パーツに硬質クロームメッキが施された高級感溢れる仕上がりです^^

全長:178㎜ 重量:638g 装弾数:18+1発(6mmBB弾)

No23 デトニクス.45 (18歳以上ガスブローバックガン)

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