トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

Anaconda maxi8カスタム "TITANOBOA"

マルシンのXカートリッジシリーズ(maxi8)コルトアナコンダ6inをベースに、対サイボーグ犯罪用にカスタムされた警察組織の大口径リボルバーというイメージで製作したオーダーカスタム。

マルシン・ガスリボルバー(8mmBB弾仕様)

▼STORY設定

そう遠くない未来。生体複製技術とサイボーグ化技術が進み、軍事を中心として普及し、やがて一般化されはじめた時代。

今や産業の労働力はその殆んどが自律型ロボットに取って代わられ、社会の貧富二極化は急激に加速していった。

原初は純粋な義手・義足から始まったサイバネティック技術も軍事利用を経て更に進化し、今や一般市民でも「純粋な人間以上」の能力を現実に手に入れられる。

そして、そんな社会で“持たざる者達”を中心とした「機械化、あるいは機械そのものを使った犯罪」は急激に増加の一途をたどり、技術の進歩と共にその威力と被害も拡大したのだった。

各都市警察に遅まきながら設立された「機械犯罪対策班」は今年、政府の承認を経て新たな装備を導入した。

名称は「TITANOBOA」。
コルト社の古い回転式拳銃「アナコンダ」をベースに.454カスール弾仕様に改造したカスタムリボルバーである。

これは昨年12月に発生した機械強化された元・工場労働者による無差別殺傷事件の酷すぎる被害(現場の警官が発砲した.45ACP弾や.357マグナム弾でも襲撃者を停止させることができず、結果として合計57人の死傷者を出した)を受け、それまで警察の装備火力増強に及び腰だった上部組織の取った臨時的な対応策であった。

即ち、事件発生時に即座に対応できる「現場」のオペレーターが常時携行できるサイズで、しかも強化されたターゲットを確実に行動停止させられるストッピングパワーを持つ銃器、ということである。

この装備は、こうした特殊改造を得意とする某カスタムメーカーに発注され、製作された。

ベース銃は一般市場に広く流通している.44口径マグナム「アナコンダ」。バレルとシリンダーを中心に必要パーツを交換し、「.454カスール/ホローポイント弾」を6発装填、発射できるようにカスタムされている。

.454カスール弾は.50AEや500S&Wといった超ハイパワーなマグナム弾に押され、現在では殆んど市場で見かけることのない弾薬であるが、逆にその流通量の少なさから、万一装備が犯罪者の手に渡った場合でも悪用防止になると判断されたのだった。

.50AEと違ってリボルバー専用弾薬で、しかし500S&Wほど規格外の威力でもない。
しかしそれでもその威力は充分なストッピングパワーを有しており、テストの結果、軍事用・クラスⅢの強化義体でも一撃で行動停止できるとされる。

その強力なパワーを確実に制御するため、握り部分は専用のフィンガーチャネル付きグリップを装着してある。
少し太めの強化樹脂製グリップで、適度な振動吸収機能を持つが、それでも.454カスール弾の発射には凄まじい反動が生じる。

そのため、場合によっては素早く正確な連射も求められる現場では、これを取り扱うオペレーターは「強化義手装着者」か、生身でもパワーグローブ装着を義務付けられているようだ。

そのあまりに強力な威力ゆえ生身の犯罪者への使用はもちろん厳禁とされ、赤く警告着色されたトリガーはその象徴。まさに「高危険度の機械犯罪」に対する最後の切り札である。

▼ベース:マルシン工業社製 コルト・アナコンダ(Xカートリッジシリーズ/maxi6)

ベースの実銃は1990年に「コルト社初の.44マグナム」として発表された「MK-Vシリーズ」の大型リボルバー“アナコンダ”。(コルト社のこのリボルバーシリーズはパイソン・キングコブラなど、蛇の名前をつける伝統がある)
このアナコンダをベースに、ユニークな機構やアイデアが売りのマルシン工業がモデルアップ。「Xカートリッジ」というメタルカート装填式のガスリボルバーで、グリップ内にガスタンクを内蔵している構造はマルイのガスリボルバーと同じ。使用BB弾は6mmBB弾使用モデル(右のAmazonリンクはこれ)と、8mmBB弾使用モデルがあり、6mmは他の一般エアガンとの弾の共用製、8mmは大口径の迫力と雰囲気を楽しむことができます。最初からメタルカートリッジ仕様なので、リボルバーならではのカートリッジリロードを楽しめるのが最大の魅力ですね^^

全長:290㎜ 重量:607g 装弾数:24発

マルシン コルト・アナコンダ・6mmBBエックスカートリッジシリーズ・6インチ ブラックABS

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