マルイのコルトガバメント マークⅣ シリーズ'70をベースに、ゲーム「バイオハザード アンブレラコア」の傭兵が装備する専用カスタムハンドガンというイメージで製作したオーダーカスタム。
東京マルイ・ガスブローバック2013年9月のある日、カスタムショップYURI CUSTOM WORKSへ一冊のファイルとガバメントを持った男が来店した。
「Ferrule/フェルール(石突き)」と名乗るその男は、極秘/ウィルス警告/対B.O.Wの記載があるファイルを差し出し、カスタムの依頼、その後の設計書の処分と情報の口外禁止を条件に、その出処を語り出した。
男は元U.S.S隊員。
1998年のラクーンシティ事件の際、B.O.Wの暴走により隊が壊滅。
市内全域でのバイオハザードの拡大とHQとの連絡不通から、社内唯一の友人を助けに無断で本社へ帰投した。
友人は兵器開発部門「UBAL(ウーバル)」の研究員であったが、到着時点で社は壊滅状態。施設は破壊されており、友人はすでに自殺していた。
友人が残したメモから、最後の作品であるカスタムガンの設計書とラクーン市近郊の隠れ家の存在を知り、山中を自力で踏破し脱出したフェルール。
彼はその後15年間表の世界から姿をくらました後、この事務所に現れたのだった。
カスタムの内容は15年前に設計されたとは思えない程に先鋭的だった。
驚異的な生命力を持つB.O.Wを効果的に殲滅するための.45口径カスタム。軽量化のため徹底して各部を削り落とし、同時に強度が必要とされる部品には最新の軽量/高強度素材が指定されている。
フレームには98年当時としては概念でしか存在しなかったレイルシステムまで搭載されており、サイトは対B.O.W戦の基本である夜光ドット仕様。
コンバットシューティング競技のレースガンの思想を元に、現代でも十分通用する実戦的要素を盛り込んだ理想的なサイドアームであった。
男は現在、傭兵として生物兵器関連の仕事を請け負っている。
自分は「石突き」。アンブレラの一部だが、庇護の下には居れず、傘の一番外側・先端で戦い続けた。
傘は壊れたが、傘の残した骨はまだ世界中に残っている。そして「石突き」であることはもはや自分で辞めることができない。
傘の一部からの解放のために、傘を残さず破壊することだけを目的に生きる。
かの友人は同期で入社した唯一の親友だった。彼が無残に自殺してしまったあの街で、本来なら自分も死んでいるべきだったのかもしれない。
しかし生き残り、最後に託されたその銃を手にした今は、アンブレラの残骸が完全になくなるまで共に戦い続ける。
今も世界のどこかの戦場で彼の手に握られているカスタムガンのスライドには、そんな想いが、崩壊してゆくアンブレラマークと共に「UMBRELLA BONE」の銘として刻まれている。
ベース実銃は銃器メーカーのコルト社によって軍用に開発されたコルトガバメント。1911年にアメリカ軍に制式採用され、軍用拳銃として後継となるベレッタM92Fが制式採用されるまで、実に70年以上にわたってアメリカ軍の制式拳銃として使用されました。「シリーズ'70」は70年代から販売された民間用モデルで、このモデルは競技銃に改修されるベースガンとして中古人気が上昇し、一時期にはプレミア価格がついたりもしたそうです。
このマークIV シリーズ'70を性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。先に同社ガバメントで培った.45口径らしいハードリコイルと、安定した動作性をしっかり引き継ぎ、ブルーフィニッシュのスライドをはじめ、'70の特徴的な質感や形状をしっかりと再現してあります。特にヘアライン入りの青みがかったスライドは、樹脂製ながらなかなかの質感で見た目がとても綺麗。ノーマルのままでも、アレンジカスタムのベースとしても楽しめる一丁だと思います(´ω`)
全長:217㎜ 重量:799g 装弾数:26+1発
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