トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

TM CUSTOM "赤備え・焔(ほむら)"

マルイの「タクティカルマスター」をベースに、鎧武者・和武具に見立てた、完全オリジナルの和風ドレスアップカスタムです。

東京マルイ・ガスブローバック

▼CONCEPT(デザインテーマ)

本来「刀」文化であった中世日本が「銃」文化として進んだパラレルワールド。
各地の武将たちが唯一究極の目標「天下統一」を目指してしのぎを削った戦乱の時代、東方に「虎」と呼ばれ恐れられた武将がいた。

隣接する諸国と数々の戦を繰り広げた彼の軍勢は、その機動力と戦闘技術、そして敵を翻弄する「奇策」で次々に敵を打ち破る。
そんな伝説的な彼の奇襲戦術の一つに「飛び討ち」があった。

それは敵の拠点を攻める「城攻め」の際、強力なバネ仕掛けのからくりを用いて、必要最低限の装備だけを身につけた精鋭部隊を城内へ向かって「飛ばし」強行突入させるという大胆なものであった。
守りを固められた城の堀や城壁を一気に跳び越した部隊は城内に火を放ち、混乱に乗じて城を駆け上り、敵の大将首を討ち取る。

この「飛び討ち」部隊では、軍団の中でも特に脚力と狭所での戦闘能力に優れた者が選び抜かれ、専用に「拵え」を施された武器も与えられた。

平地での合戦とは違い、「飛び」に掛けられる重量制限と狭い城内での接近戦を考慮して、武器装備は拳銃のみ。そしてその銃も、飛びと着地による極めて激しい衝撃に耐え、確実に作動する耐久性が求められた。

命を受けた領内の銃匠達は試行錯誤を繰り返し、幾度かの試用試験を経てついにこれを完成させる。

晴れて配備されたのは、この時代には既に各地の軍勢に広く普及していた「九二式」を基礎とした特別拵え。
外装には軽量かつ強度に優れた特殊な鋼を用い、レール装備も可能な「鎧造り」の強固な装甲を備えている。
彼らの特徴的な兵装でもある「赤備え」と同じ燃えるような朱塗りの赤は、敵への心理的威圧と同時に精鋭部隊の証でもあった。目立つ色ではあるが、火を放たれた城内では逆に目立ちにくい。

また全体に短くまとめられたサイズは狭い城の内部での乱戦にも有利で、実際に長物を持った敵を圧倒する強さを見せた。
柄頭にあたる弾倉挿入部も改造され、弾薬の装填・交換もスムーズに行える。

そして銃身など随所に施された炎の装飾は一気に城を焼き尽くす彼らの壮絶な戦ぶりを表し、その特徴的な拵えを銘として、この銃は「赤備え・焔(ほむら)」と呼ばれた。

これを用いた奇襲作戦は見事に成功。それまで難攻不落といわれた城を次々に攻略し、「虎」はその勢力を格段に増した。

ただこの戦法の要はその意外性にあり、戦術の内容が各地へ伝わり対抗戦略が編み出されると、次第にその姿を消す。

しかし、この宙を飛び圧倒的な戦闘力で城を落とし「赤鬼の兵(つわもの)達」と恐れられた兵の印象は非常に強かったようで、「赤い鎧と銃の拵え」は後世にも武勇の誉れの象徴として語り継がれ、その後も朱色の銃には戦いの神が宿ると信じられたという。

▼ベース:東京マルイ社製タクティカルマスター

実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している9mm口径の半自動拳銃ベレッタM92F。
その操作性、安全性から世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっています。
このM92Fのカスタム版を、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。元々基本性能が安定してる同社のM9ミリタリーに様々なタクティカルパーツを搭載したモデルです。「都会でのストリート・ファイト」を想定して製作されたというだけあって、本当に実戦的に有効な工夫が随所に見られます。たとえばホルスターへの収まりとドロウを素早くする短いバレル、瞬時に感覚的なサイティングができる3ドットサイト、対象から視線をそらさずに確実なマグチェンジができるロングタイプ・スライドストップなどなど。そして何よりユーザーとカスタム師にとって嬉しいのは通常のM9とパーツの互換性があるってところです(笑)

全長:211㎜ 重量:535g 装弾数:26+1発

No8 タクティカルマスター (18歳以上ガスブローバックガン)

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