トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

HiCapa-D.O.R Custom"MIZUCHI"

マルイのハイキャパD.O.Rをベースに「戦闘競技に特化した架空未来銃」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2024年1月号&2月号掲載記事「空想銃カスタム指南 YURI CUSTOM WORKSHOP 2nd SEASON」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

遠い未来。生体複製技術と再生・サイボーグ化技術の進歩により生命の価値概念が希薄になりつつある時代。人々はより刺激的なな娯楽として、半機械化した体と最新銃火器・武器を使用した危険な戦闘競技に興じていた。

高出力にチューンナップしたマシンボディがぶつかり合い、最新素材で生成されたブレードが装甲を切り裂き、凶悪な程カスタムされた銃火器が哀れな敗者の頭を粉々に撃ち砕く。まさに命を賭け金とした過激なバトルゲーム。

そんな過酷な世界において、長らく王者として君臨した伝説のファイター「サラマンドラ」を追い落とし、新たな時代を築こうと破竹の勢いで昇り詰めていった次世代のファイターが水の竜神「ミズチ」である。

ミズチの戦闘スタイルは一見サラマンドラとよく似て、機動性を重視した超軽量装備とカスタムアップされた銃器を用いたスピードタイプに見える。

しかしかの火焔の竜王が圧倒的な威力の銃でピンポイントに敵の急所を狙う攻撃性の高い戦術であるのに対し、相手の動きに合わせて緩急自在に立ち回り、攻撃の瞬間や牽制を躱したあとの心の隙を突くようなカウンター攻撃で確実に敵の弱点を狙うスタイルは、まさに"水のように自在"に動く水龍の姿である。

もちろんその戦闘様式を支えるのは、チームをバックアップする「巴工業」の技術によって生み出された自己修復機能付き次世代バトルボディ。そしてミズチ自身が磨き上げた身体操作能力と、彼の名前と同じ銘を持つ専用銃「MIZUCHI」の性能であった。

奇しくもそのサイズはサラマンドラとほぼ同じの超大型カスタム。

使用弾薬も.45口径強装徹甲弾だが、コンペセイターによるガスコントロールとミズチ自身の感覚にリンクする照準補助システムによって非常に高い命中率を誇る。

この銃には出資する各スポンサーの技術も注ぎ込まれており、射撃競技に使用される競技用カスタムパーツや重量を抑えつつ強度に優れる新金属素材、最高レベルの表面硬度を誇る特殊塗料など、各分野の最先端テクノロジーの結晶ともいえるものである。

カラーリングは「チーム巴」のイメージカラー・ミズチのバトルボディと同じく鮮やかな青。

その姿はまさしく真紅の火竜サラマンドラと双璧をなすにふさわしい、青い水龍の化身であった。

参戦当初はチームのバックアップ体制も整わず苦戦を強いられた「チーム巴」とミズチであったが、数々の戦闘経験を経て試合のノウハウを蓄積していった中盤以降は急激に戦績を上げ、シーズン最終戦でのサラマンドラとの決戦では実に5回もの引き分けの後に僅差で敗退。しかしアリーナはサラマンドラ誕生以来の興奮と熱狂に包まれた。

そして次シーズンでは全く危なげもなく全試合を勝ち進み、再びの最終対決でついにサラマンドラを下して新王者の座をつかみ取ったのであった。

その後サラマンドラは引退を表明。突如として現れた水の竜神はこの競技史の新たなページを開き、伝説を継承していく。

▼雑誌:月刊アームズマガジン2024年1月号

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そこで、次号特集では2023年度に発売された電動ガンの中から編集スタッフと本誌ライター陣が各々「素晴らしい!」と考える1挺を提示し、ディテールから使い勝手、実射性能まで徹底的にチェック。2023年におけるベストな電動ガンを選出していく。
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