トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

Glock19"THE SURVIVOR"

マルイのグロック19 サードジェネレーションをベースに「ゾンビ禍をサバイブする民間カスタム」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2022年8月号&2022年9月号掲載記事「空想銃製作指南 YURI CUSTOM WORKSHOP」にて製作過程について前後編に分けて詳しく解説しています。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

今回紹介するのはグロックをベースとした民間のゾンビ対策カスタムだ。

グロック「ザ・サバイバー」と銘打たれているが、これは別にグロック社公式のモデルとかどこかのショップで販売されている既存カスタムモデルといったものではなく、あくまで民間で様々な素材や市販カスタムパーツを組み合わせてセットアップされた対ゾンビ用の"スタイル"だと理解してほしい。

よってこの銃もそんな"スタイル"で組み上げられたうちの1丁であって、他にも大同小異の様々なカスタムハンドガンが民間で使用されている。

ベースのグロック社製G19は手頃なサイズと操作性のよさ・信頼性からゾンビ禍以前から自衛用として人気のあったモデルだ。

そしてそれはゾンビ罹患者が相手であっても同様で、携行性と性能、弾薬入手の容易さなど、実生活で使用するツールとしてきわめて現実的なチョイスといえる。

ゾンビ禍においてこうした銃が使用されるシチュエーションとして、例えば自分の生活圏内にある建物内に迷い込んだゾンビ罹患者との遭遇、といった場合が考えられる。

対象者と物理的な距離が取れる屋外・野外であれば可能ならライフルなどの長射程火器を使って確実に脳幹を撃ち抜くべきであるが、屋内では超至近距離で罹患者と対峙せざるを得ない場合が殆どで、そうしたリスクの高い環境下ではハンドガンの方が格段に使い易さが増す。

ただしそうしたシチュエーションでは必然的に銃を握った手を突き出す体勢になるため、出会い頭に拳を噛まれる事例が多く報告されている。

そこで最近民間でよく見られるようになったのが、このトリガーガードから伸びる「ナックルガード」である。拳銃を構えた際ゾンビの嚙みつきによる負傷リスクの一番高い指先を、最低限のパーツで保護することができる。

またゾンビ対策として最近人気なのが明暗対応のハイブリッドサイトだ。集光サイトと畜光サイトを併用して明るい場所でも薄暗い屋内でも確実にサイティングが可能。

さらにトリガープルを軽く調整できるカスタムトリガーは、ゾンビ遭遇時の瞬間に発砲できるため、負傷するリスクを大幅に減らすことができる。

ゾンビを相手に全弾撃ち尽くしマガジンチェンジが必要な状況というのはかなりの危機的状況であるにせよ、万一そうなった場合に確実に素早く復帰するためのアイテムとして突起のついたエクステンデッド・スライドストップも人気が高い。

こうした実際的なノウハウは、このゾンビ禍において多くの民間人が実際に犠牲になりながら積み上げられていった経験と試行に裏打ちされており、その結果が形としてスタイル化したものが最近よく見かける「ザ・サバイバー」カスタムと呼ばれるスタイル、つまり現実的な「もしも」の時に生き残るためのカスタムなのである。

▼雑誌:月刊アームズマガジン2022年8月号

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月刊アームズマガジン2022年8月号

▼雑誌:月刊アームズマガジン2022年9月号

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【カバーガール】愛萌(まなも)なの

発売日: 2022/7/27

月刊アームズマガジン2022年9月号

▼ベース:東京マルイ製 グロック19 サードジェネレーション

実銃はグロック社が開発したダブルアクションオンリーの現代的自動拳銃。フレームにプラスチックを使用した画期的な銃で、9mmパラベラム弾を使用。このG19はグロックシリーズの中でも携帯性と実用性のバランスが絶妙で、軍事・警察関係者から民間人まで幅広いユーザーの支持を集めているモデルです。
このデトニクスのグロック19を、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。新型のブローバックエンジン搭載、大型シリンダーの採用、内部構造やショートリコイル機構の見直しにより、従来のガスブローバック・グロックモデルと同等のガス消費量ながら、より迫力あるブローバックと効率的な作動を実現しています。

全長:187㎜ 重量:640g 装弾数:22+1発(6mmBB弾)

東京マルイ グロック19 サードジェネレーション

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