トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

COLT-S.A.A 5-1/2"Blood Maker"

タナカワークスの「コルトSAA 45 DC アーティラリー ニッケルフィニッシュ」をベースに「戦いに全てを捧げたガンマンの銃」をイメージして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2021年10月号、11月号掲載記事「空想銃カスタム指南 YURI CUSTOM WORKSHOP 2nd SEASON」にて製作過程について詳しく解説しています。

タナカワークス・ガスリボルバー

▼ストーリー設定

ワイルドウエスト(西部開拓時代)の数々の伝説の中で一番好戦的で恐ろしい人物といえば、ヘンリー・オスカー・ジェイムズをおいて他ないだろう。

あまたのガンマン達が生き生きと活動していた同時代において、ことあるごとに戦いを求め、自ら争いを引き起こして殺害した人数は都合65人。

ある種の戦闘中毒だったのではないかとも思われるが、しかし狂人ではなかったようで、普段は非常に物静かで紳士的な人物だったとの証言も残る。

決闘や銃撃戦の記録は大量に残されているものの、その内面や動機については未だに不明のミステリアスなガンマン、そしてその伝説は常に有名な"赤い死のリボルバー"と共に語られるのだった。

ヘンリー・O・ジェイムズは1855年、イリノイ州生まれ。

16歳の頃に酒場での乱闘に端を発する決闘で地元ギャング団の一人を殺害、その数週間後に街の自警団を巻き込んで大規模な銃撃戦を巻き起こしたとの新聞記事が残る。

また1876年アビリーンでのウィリアム・カー一派とジャック・オーガストらの決闘にも参加していたと言われ、この時から"異様な赤いリボルバー"を持つガンマンが噂されるようになる。

"その銃は他のどんな銃とも違う血のように真っ赤なコルト6連発銃で、全体に華麗な装飾が施されている。その銃を持った不吉なガンマンが現れるとその地には必ず激しい争いと戦いが起こり、大量の血が流される" ~フィリップ.J.ウッズ著「西部ガンマンの伝説と記録」より

話だけを聞けば眉唾な噂話ではあるが、しかしどうやら"赤い死のリボルバー"は実在したようで、ジェイムズが姿を現した各地ではすぐさま噂が広まり、その様子は当時の新聞にも記録されている。

そして実際に彼は各地で火種となり、時には自ら戦いを引き起こし、時には燻っていた争いの種を煽って次々に大規模な戦闘を引き起こした。

1896年に妻が亡くなった後、特にその傾向は加速していったようである。翌年にはストーンブリッジの大虐殺を扇動して賞金を懸けられ、1899年には西部3州を独立させようする一派に参加し、バット砦での合衆国軍との戦闘で命を落とした。

ライフルその他による一斉射撃を受けるも数分間倒れず、その間何人もの敵兵を撃ったあげく、ダイナマイトでさらに多くを道連れにした壮絶な死であった。

▼雑誌:月刊アームズマガジン2021年10月号

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月刊アームズマガジン2021年11月号

▼ベース:タナカワークス社製 コルト S.A.A.45 デタッチャブル シリンダー 5-1/2 アーティラリー ニッケルフィニッシュ

実銃はコルト・シングルアクション・アーミー、西部開拓時代に使用されていた回転式拳銃。同時代に大量普及した決定版ともいうべき拳銃で、その威力と抑止力で開拓時代の秩序と平和を築いたことから通称“ピースメーカー”とも呼ばれています。
このS.A.A.を独自の“ペガサスシステム”リボルバーで定評のあるタナカがモデルアップ。「アーティラリー」モデルは元々は砲兵隊向けとして製造された非常にバランスの良いバレル長です。このモデルは実銃のようにシリンダーを抜き取る事が出来るデタッチャブルタイプ。タナカ独自のペガサスシステムは、高次元で安定したパワーと共に金属製シリンダーに重量を集中させ、リアルなウェイトバランスを生み出しています。ニッケルフィニッシュは光り輝くニッケルメッキ仕上げで、SAAの雰囲気をさらに高貴に見せてくれるモデルです。

全長:276㎜ 重量:815g 装弾数:6発

コルト S.A.A.45 デタッチャブル シリンダー 5-1/2 アーティラリー ニッケルフィニッシュ

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