トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

"TT33 modernized custom"

KSCのガスブローバック「TT33Xコンプ HW」をベースに"現代改修型トカレフ拳銃"をコンセプトとして製作したワークショップカスタム。

※今作品は月刊アームズマガジン2023年7月号、8月号掲載記事「空想銃カスタム指南 YURI CUSTOM WORKSHOP 2nd SEASON」にて製作過程について詳しく解説しています。

KSC・ガスブローバック

▼ストーリー設定

再び人類の愚行として繰り返された三度目の世界大戦から数年。

その原因の一部ともなった東欧某国では国内で内乱が発生し、国を二分する紛争へと発展した。

すでに先の大戦で物資も生産能力も枯渇していたため、戦いで用いられる兵器は旧時代の遺物も含め使用できるものは何でも利用する混沌とした戦場と化し、特に小型銃火器が数世代前のものを現代的な仕様に再改造して使われるケースが多く見られた。

この1933年に開発された軍用自動拳銃「トカレフTT-33」をモダナイズしたカスタムもそんな混沌戦銃器の一つである。

まず特徴としてスライド前方に追加されたセレーションである。オリジナルのTT-33の大小の溝が交互に並んだ特徴的なスライドセレーションとまったく同じパターンで前方に増設した前部セレーションは、排莢不良時やチャンバーチェックなど現代的な拳銃の運用で頻繁に用いられる。

フレーム下に追加されたピカティニーレールは、現代拳銃では当たり前となったフラッシュライトなどの各種オプション機器を装着するのに欠かせない重要なポイント。

また本来安全装置が一切なかったTT-33にグロック等と同じセーフトリガーを追加しており、誤射による負傷から射手や味方をある程度守る仕様に改められている。

旧式拳銃によくある細かったフロントサイトは大型化されてホワイトドットが追加されており、リアサイトは引っ掛けて片手でもスライドコッキングを行えるよう補強パーツが取り付けられている。

さらに先端にはマズルブレーキタイプのコンペンセイターが取り付けられており、発射反動を抑えて命中精度が高められている。

グリップは現代風のTANカラーのグリップパネルに交換され形状もより握りやすいモダナイズされたデザイン、加えてグリップ前部には滑り止めのラバー素材が追加してある。

これらはすべて現地のガンスミスが入手した旧式拳銃をベースに現代的な使用ができるよう個人カスタムを施したもののようで、こうした"現代改良済旧式拳銃"は内戦の至るところで見かけられている。

▼雑誌:月刊アームズマガジン2023年7月号

特集:コスパで選べ! 電動ガン

電動ガンにはリアルで質感の高い高級志向の製品がある一方で、樹脂製レシーバーを採用し軽量でコスパの高い「スポーツライン」系があり、とりわけサバゲーマーからの支持を得ています。 これまで「安かろう悪かろう」的なイメージもつきまとったスポーツライン系ですが、最近では電子トリガーを採用したり、剛性や質感の面で上位機種にひけをとらないスペックの製品も増えてきました。
そこで、月刊アームズマガジン7月号では、そんなグレードアップしたスポーツライン系電動ガンの実力を徹底検証します。

【カバーガール】竹内 花


発売日: 2023/5/26

月刊アームズマガジン2023年7月号

▼雑誌:月刊アームズマガジン2023年8月号

特集:アメリカ海兵隊

紛争や危機に迅速に対応すべく編成され、水陸両用作戦能力を持ち上陸作戦を得意とすることでも知られる「アメリカ海兵隊」。 月刊アームズマガジン8月号特集では、フォトジャーナリスト・笹川英夫による第31海兵遠征部隊(MEU・沖縄駐留)への密着取材をもとに、アメリカ海兵隊をピックアップする。彼らの訓練や銃器、装備など、最新の海兵隊員の姿をご確認いただきたい。
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